アンドロメダ銀河を除く系外銀河の写真を仕上げるには、7cm f6という小口径望遠鏡による直焦点撮影では、最低でも5時間以上の総露光時間が欲しいと最近では思うようになりました。今回挑戦したのは、かみのけ座にあるM64、通称「黒眼銀河」です。 黒眼のような暗黒帯が有るのが最大の特徴で、みかけの明るさは9.4等級と暗いものの、視直径は長手約10' と比較的大きな銀河です。視直径が比較的大きいのは、距離は1,900万光年の彼方ですが、実際の大きさが52,000光年もある巨大な銀河だからです。 黒眼以外の特徴として、Wikipediaによると、過去の伴銀河との衝突の名残で銀河の回転と逆回転をしている周囲…