→「イングマール・ベルイマン」(Ingmar Bergman)。映画監督。1918年スウェーデン生まれ。監督作品に、「不良少女モニカ」(1953)、「第七の封印」(1956)、「野いちご」(1957)、「処女の泉」(1959)、「仮面/ペルソナ」(1966)、「ファニーとアレクサンドル」(1982)、他多数。
→「ベルイマン」を英語読みすると「バーグマン」。つまりイングリッド・バーグマン(Ingrid Bergman)は母国スウェーデンでは「イングリッド・ベルイマン」。
マスターオブゼロ Netflix みなさまお元気ですか? 「まだ歯が痛い!」阿覧澄史あらんすみしです。 歯医者行ったら流石にスティーブ・マーチンはいなかったですが、 痛みの原因不明でありまして 「虫歯はないので痛み止め飲んで様子をみよ」 とのことでありました。 「きっと原始時代はこうやって老いた原始人は ご飯食べられなくなって淘汰されていったんだろうな」 などとと考えつつ、 ロキソニン飲んで痛みを抑え「マスターオブゼロ」を見る 春の日でございました。 ネトフリ100本チャレンジ その92 「マスター・オブ・ゼロ」Master of None 2015/2017/2021年 米 脚本・監督 アジ…
第七の封印 [4K修復版] (字幕版)マックス・フォン・シドーAmazon 基本情報 第七の封印 ★★★★ 1957 スタンダードサイズ 97分 @NHKBS 感想 ■おれは十字軍に10年間も身を捧げて、自分の城に帰る途中だけど、里も村も黒死病に侵され、みんな世界の終末を確信している。でもおれの悩みは、従軍であまりにも酷い目に会いすぎて、かつて信じた神を信じられなくなったことだ。ホントに神はいるのか?不吉につきまとう死神に聞いても神も悪魔も知らんというばかりだし、悪魔に聞こうと思って魔女狩りの少女に接近しても果たせず、全ては虚無に帰すしかないのだろうか?■イングマル・ベルイマンの代表作で、なん…
ベルイマン監督作品「野いちご」冒頭の夢のシーン、主人公の老人が見知らぬ無人の町を歩いている。老人は馬車から落ちてきた棺桶の中に自分の死体を見て驚愕する。老人は死の恐怖で目が覚める。 私も無人の町を歩いている夢を見ることがたまにある。もちろん自分の死体を見る事はないが、そこは記憶の断片でつくられた架空の町並みであり、怖いというよりどこか懐かしい。 以前はよく見ていた飛翔する夢や墜落する夢はほとんど見なくなった。取り壊されて今はもうないが、私の育った実家の夢をみることがある。でもそこには父も母もいない。私一人が留守番をしている。しかもいつも夜なのだ。 私は不吉だと言われる極彩色の夢を一度だけみたこ…
未見だったベルイマンの「魔術師」 見入ってしまった。オープニングから映像にどんどん引きこまれる。クライマックスのオカルトチックなホラーシーンは、CGの無い時代に驚くべき映像表現で度肝を抜かれた。 背筋も凍る恐怖映画、サスペンスのようで実は人間の本質を嘲笑い、それでいて希望もある喜劇にもなっている。 魔術師 マックス・フォン・シドー Amazon
家の近くの映画館でベルイマンの『野いちご』を観てくる。 78歳の医学教授(イーサク・ボルイ)が大学で名誉博士号を授与される日の一日を追ったドキュメントという体で、彼の意識・無意識の世界が夢や覚醒時の出来事を通して展開されていく。 ベルイマン映画をきちんと見るのは初めてだったので、例によって何の事前知識もなく臨んだ。率直な感想は、「スエーデン版小津安二郎?」というものだった。 老教授イーサクを演じる主役の俳優が実によく、40年間仕えている家政婦さんも実にいい味を出している。二人のやり取りだけで十分にいい気分になれるのだが、そんなのは映画のパンの耳の端っこにすぎなく、現代にも十分に通じる家族親戚四…