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ベルナルド・ベルトルッチ

(映画)
べるなるどべるとるっち

Bernardo Bertolucci
監督、脚本家、プロデューサー

  • 1940年3月16日、イタリア/エミリア=ロマーニャ州パルマ生まれ
  • 身長:179 cm

略歴

高校卒業の頃には16ミリの短編を制作。ローマ大学で現代文学を専攻するが、詩人の父の紹介で、ネオリアリズモの監督の一人・パゾリーニと出会い助監督に。その前にはゴダールに傾倒していたとも。
62年、パゾリーニが映画化する予定だった作品「殺し」の脚本を譲り受け、これが若冠22才での処女作品となる。

共産主義にシンパシーを抱きながら、革命運動に身を投じるためのあと一歩が踏み出せない、中途半端なブルジョワ青年の反問を描いた64年作品『革命前夜』。そこで主人公は「自分は革命前夜にしか生きられない」そう悟る。この感覚が後年様々な作品に通じて表されている、それは文革の神話後に撮られた『ラストエンペラー』ですらも。
イタリアでは19世紀から「ルネッサンス」という過去の栄光が大きなプレッシャーとなり「ルネッサンス以降は政治的にも文化的にも永く停滞を続け、何も生み出せなかった」という自国の歴史観が“右”も“左”も、通じて在った。ヴィスコンティは19世紀のイタリア統一革命での矛盾や不条理を繰返し描き、ベルトルッチは戦後の欧州でもっとも隆盛だった左翼を題材に初期に何作も撮っている。そして、イタリアは80年代に入って国内極左テロの嵐に悩まされた後に新たなファシスト党躍進の時代を迎える …。こうした背景が40年代〜80年代にかけて、イタリア映画界においては実に様々な形で描かれているので、また何か観る機会が在ればその前にさっと世界史年表に目を通しておくといいかと思う。

主な作品

アカデミー賞

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