民衆に人気のあった、大蔵大臣のジャック・ネッケルは、第三身分のブルジョワジーに属していました。 三部会が開かれ、意見のまとまらない議員たちは次第に分裂し、国民議会と名乗ることを決議します。 王室は第三身分の議員たちを解散させ、民衆の抗議行動に備えるため、フランス各地から王家の軍隊をベルサイユ、パリに集めました。 ネッケルは、その状況は市民の不安を煽ることになり、民衆蜂起が起こることを予想し、軍隊を撤退させるように、国王に申し出ますが、貴族たちの反対にあい、大蔵大臣を罷免されます。 第三身分であるネッケル罷免が、民衆の怒りを招き、武装蜂起の動きに繋がり、革命へと加速させる要因になっていきます。 …