ドイツの作家、公法学者。1944年7月6日生まれ。 1988年から地元ノルトライン・ヴェストファーレン州の憲法裁判所判事の経験を経て、現在はベルリンにあるフンボルト大学の法学部教授。作家としては、1987年『ゼルプの裁き』でデビューした。1995年出版の『朗読者』がベストセラーとなり、35の言語に翻訳される出世作となった。
逃げてゆく愛 (新潮文庫)
朗読者 (新潮文庫)
過去の責任と現在の法―ドイツの場合
2024年9月18-24日 ・アガサ・クリスティー(綾川梓訳)『スリーピング・マーダー』 ・ベルンハルト・シュリンク(松永美穂訳)『朗読者』 ・トルーマン・カポーティ(佐々田雅子訳)『冷血』 ・G・ガルシア=マルケス(野谷文昭訳)『予告された殺人の記録』 ・ルイーザ・メイ・オルコット(麻生九美訳)『若草物語』 以下コメント・ネタバレあり
松永美穂・訳 新潮社 2000年 3部構成になっていて、1部では、36歳と15歳の 情熱的な関係が描かれ、これはそこはかとないエロ 小説なのか、などと思っていると、第2部ではナチズム のアウシュビッツでの女看守の裁判にハンナという女性 が現れ、裁かれてゆく。その女性こそ、十五歳の少年と 肉体関係をもった女だ。 朗読がこの本の大きな鍵となっていくのだが、ハンナ という女性は分盲なのだ。文盲であるが故に裁判では、 不利な状況に陥り、終身刑を言い渡されてしまう。 肉体関係、それも15歳ともっていた女性が戦争犯罪人 だったことで、罪の意識に苛まれつつ、朗読した テープを少年だった男が18年送り続ける。…
ベルンハルト・シュリンクの別れの色彩 (原題 Abschiedsfarben)を読んだ。本書は短編集で、「人工知能」、「アンナとのピクニック」、「姉弟の音楽」、「ペンダント」、「愛娘」、「島で過ごした夏」、「ダニエル、マイ・ブラザー」、「老いたるがゆえのシミ」、「記念日」の9編が収録されている。本の雑誌社の【今週はこれを読め! ミステリー編】記憶を通じて世界を見る人々〜ベルンハルト・シュリンク短篇集『別れの色彩』 - 杉江松恋|WEB本の雑誌を読んで、興味を持って読んでみた。カテゴリーはミステリーになっているので、ミステリー的な作品かと思ったのもこの本を読んだ理由のひとつなのだが、ミステリアス…
2008年(日本公開は2009年)、ドイツ・アメリカ合作映画。 cinerack.jp 愛を読むひと(原題:The Reader) 出演:ケイト・ウィンスレット レイフ・ファインズ ダフィット・クロス ブルーノ・ガンツ レナ・オリン アレクサンドラ・マリア・ララ ハンナー・ヘルツシュプルング ズザンネ・ロータ ほか 監督:スティーブン・ダルドリー 原作:『朗読者』ベルンハルト・シュリンク youtu.be 本を読み始めたところで、「おや、ドイツ語じゃないねぇ」って思った。遅い。 リンク
ベルンハルト・シュリンクの『週末』を読みました。 新潮クレスト・ブックスを片っ端から読む、みたいなチャレンジをしているわけではないですが、図書館の開架をめぐる中で一つの判断基準にはなる。今回も新潮クレスト・ブックスから。 まず表紙がいい。たまらない。初読みの作家ベルンハルト・シュリンク。『朗読者』?という話が有名らしい。そちらはまだ手に取れていません。機会があれば手に取りたいと思っているところです。 恩赦で釈放された元テロリストのイェルクが、自身の姉や旧友たちと過ごす週末の物語。イェルクだけでなく様々な視点で丁寧に描かれていきます。 正直最初は読み進めるペースが遅くて「これは読み通せず返却する…