人類社会に低確率で誕生する、バンパイア、雪女、デュラハン、サキュバス、座敷童子などの「亜人(デミ)」がそれぞれの個性を人間社会と折り合い付けながら平和に暮らす世界観の日本。亜人の良き理解者たらんとする高校教師の主人公と、亜人の生徒たちとの語らいを描く青春日常コメディ。 差別問題を想起させるテーマでありながら、重たくなりすぎないように婉曲に、優しく、コメディタッチに、ポジティブに。 『亜人ちゃんは語りたい』11巻より(ペトス/講談社) 今巻で完結。 もともと1巻の時点で彼女たち亜人は、人権意識的にも制度的にも前進し改善された社会から公然と差別される存在ではなくなっていて、それぞれの身体的特徴に応…