それまでの10年ほどは、初秋になると日本を離れ、晩春になると日本に戻るという生活をしていたので、日本の冬を長らく体験していなかった。だから、日本定住を決めた冬は寒さが身に染みたのだが、哀しいかな手持ちの冬服を着るには太りすぎていた。そこで、すでに持っている冬服を一気に捨てて、暖かそうな服を買い集めた。街を散歩していて、暖かそうな服を見つけると、「よし!」とついつい買ってしまい、冬服が一気に増えた。寒さ恐怖症のせいだ。 ユニクロがヒートテックを出せばすぐさま買い(2003年)、その後「極暖」、「超極暖」と立て続けにまとめ買いしてしまう。熱帯に慣れた身には、寒いのが怖いのだ。初めて羽毛布団を買った…