ペリリューの戦い(ぺりりゅーのたたかい)
1944年、太平洋戦争中、ペリリュー島で行われた中川州男大佐率いる日本軍守備隊とアメリカ軍の陸上戦闘。米軍はフィリピン奪還の拠点としてパラオ攻略作戦を実行。日本軍はペリリュー島死守のために守備隊を増強。既に制海権制空権をアメリカ軍に握られていた日本軍は、完全に補給も途絶え食糧もない中、500以上の洞窟を使った強固な陣地とゲリラ戦法によって、七十三日間にも亘る激戦を行った。結果、米軍はペリリュー島占領を果たすが、戦死者は両軍合わせて約13000人を超えた。中川州男大佐らは割腹自殺、最後の電文(サクラ・サクラ)、ペリリュー島守備隊全員が桜花のごとく散っていった。