2月4日 スウェーデンのマルメ歌劇場 Malmö Opera でのドビュッシーの『ペレアスとメリザンド』を見ているところなのだが、塔の場面が塔ではなくてブランコというのが新鮮。 ブランコに乗ったメリザンドが後ろから下にいるペレアスに歌いかけ、流れ落ちる髪の代わりに腕をペレアスの体に巻きつける。まるで子どもの遊びのようで、しかも官能的。 幕間の音楽のあいだ、照明を落とした舞台で子ども(イニョルド?)が無言で無心に遊ぶ演出も目を惹く。 ペレアスとメリザンドとイニョルドの子どもの世界と、ゴローとアルケル王とジュヌヴィエーヴの大人の世界を対比する意図があるのかもしれない。 『ペレアスとメリザンド』第4…