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森見登美彦著の小説。2010年5月30日発売。
ペンギン・ハイウェイ
『ペンギン・ハイウェイ』は、わかりやすくいえば、郊外住宅地を舞台にして未知との遭遇を描こうとした小説です。スタニスワフ・レム『ソラリス』がたいへん好きなので、あの小説が美しく構築していたように、人間が理解できる領域と、人間に理解できない領域の境界線を描いてみようと思いました。郊外に生きる少年が全力を尽くして世界の果てに到達しようとする物語です。自分が幼かった頃に考えていた根源的な疑問や、欲望や夢を一つ残らず詰め込みました。(森見登美彦)
1 少年時代の憧憬 森見登美彦さんの小説です。 アニメ映画にもなりました。 ペンギン・ハイウェイ (角川文庫) [ 森見 登美彦 ]価格: 704 円楽天で詳細を見る 第31回日本SF大賞も受賞しているとか。 とはいっても、SF的要素は少なめで、どっちかというと「すこしふしぎ」程度です。 お話の主軸は、小学4年生の主人公アオヤマの成長、というか大人への憧憬でしょう。 この主人公の独り語りで物語は進みます。 一般的には、この小学生、感情移入しにくいタイプではないでしょうか。 妙に理屈っぽく他人の情緒にうとい。 変わり者の優等生みたいな小学生です。 小学生らしい感情直行の行動はありません。 しかし…
久しぶりに読書記録です✨ こんにちは、こんばんは、おはようございます。 そすうでございます! 久しぶりに読書記録を。 最近全然読書できてなかったんです。 時間がなかったわけではない。一つの本につきっきりになっていたのです。 その原因の本が・・・ 1.金閣寺(三島由紀夫、新潮文庫) 金閣寺 (新潮文庫) 作者:三島 由紀夫 新潮社 Amazon こやつ・・・手ごわい・・・(っ °Д °;)っ 結局一か月かかって、半分までしか読み進められなかった( ^ω^)・・・ いわゆる”純文学”という括りのもの。 なんか純文学推しの友人何人かに、たまたま同じ時期に出会って、自分も興味を持ってしまった。 ”純文…
こんにちは。Joeです。 映画「ペンギン・ハイウェイ」をまみと観ました。なかなか面白かったです。 早速ネタバレを含む考察と感想です。 主人公・アオヤマ君の推理によると、謎の球体「海」は、この世界の果てにある別の世界で、球体をしているけど穴だと。別の世界も地球同様球体だとすると、「海」の表面は「海の世界」の内部(球体の中心)で、「海の世界」の表面が「海」の内部、つまり表裏がひっくり返っています。実際、アオヤマ君とお姉さんが「海」の中に入り込んだら、真ん中には元いた世界を写した世界がありました。 さて、おっぱい星人のアオヤマ君が大好きなお姉さんは「海の世界」から来た存在で、お姉さんが生み出すペンギ…
5万年ぶりの二日連続投稿。 こんにちは、こんばんは、おはようございます。 とあるブロガーこと7327Mです。 今日、ふと気がづいたことがあります。 それは、 「知っている」ということは必ずしもいい側面ばかりではなく、それによって物事の見方や姿勢が固定化されてしまう ということ。 新たな気づきです。 ー--------------------- 本を買う用事があったので三宮へ足を運んでいたのです。 三ノ宮へは電車で行くんですよね。 んで私7327Mがいっつも電車の中でしていることと言えば、、、 そう。お察しの通り、読書です。 スマホゲームやってるやつら全員aho 今日読み進めていった本は、これ。…
アニメーション映画 ペンギン・ハイウェイ ペンギン・ハイウェイ 『ペンギン・ハイウェイ』とは アニメ映画『ペンギン・ハイウェイ』とは あらすじ 陽気なタイトルと侮るなかれ 表面上はこましゃくれた少年の物語 物語の終着地はどこだ? 物理と死生観がキーワード? さり気なく引かれる伏線の妙 賛否は両極端 テーマ曲は宇多田ヒカルの隠れた名曲 美しい映像美は一見の価値あり 『ペンギン・ハイウェイ』とは 『ペンギン・ハイウェイ』は、森見登美彦先生の小説。 2010年5月、角川書店から刊行。 第31回日本SF大賞受賞作。 2018年にアニメ映画化。 ペンギン・ハイウェイ (角川文庫) www.youtube…
※この考察はネタバレを含みます。 © 2018 森見登美彦・KADOKAWA/「ペンギン・ハイウェイ」製作委員会 youtu.be penguin-highway.com 物語を動かすファンタジー SF側の冷静な視点 不思議を解明する エウレカとアニメの動きの作り方 アオヤマ君とお姉さんと「ペンギン・ハイウェイ」 新作『雨告げる漂流団地』を来週に控えた石田祐康監督のファンタジー映画。新作公開前に、本ブログでは前作の『ペンギン・ハイウェイ』の魅力をチェックしたい。 www.hyoryu-danchi.com 『ペンギン・ハイウェイ』の立ち位置は境界線上に位置している。というのも、森見登美彦の原作…
夏の旅行のお供にぴったりな本は何か。ペンギン・ハイウェイだ! 旅行には本が要る。敬愛する森見氏のお子は私の旅行をより一層明るく楽しいものにしてくれること間違いなしと信じている。彼の作品群の中で最も夏を感じるものを注文、ペンギンを連れて行くに至った。本作は私の期待以上の働きをしてくれた。チャーミングな登場人物たちと大量のペンギンの癒し効果は、長野の清流にも勝る。ネタバレ気にせず書くので未読の方はご注意ください。 主人公はコミカルなほど真面目な小学4年生、アオヤマくん。彼はビッグバン・セオリーのシェルドンを彷彿とさせる、非常な賢さと変態性を持っている。いわゆるギークなシェルドンとは異なり、少年の変…
「夏に見たい作品」と言われると、まずこの作品が頭に浮かぶ。 森見登美彦氏の『ペンギン・ハイウェイ』だ。今回のテーマに沿うならば、そのアニメ映画版ということになる。これは、ポケモンのwebアニメ『薄明の翼』や長編アニメ映画『泣きたい私は猫をかぶる』、同じく今年公開予定の長編アニメ映画『雨を告げる漂流団地』を手掛けるスタジオコロリドが初めて制作した長編アニメ映画である。 www.youtube.com 誰にでも、忘れられない夏がある――小学校四年生のアオヤマ君は、一日一日、世界について学び、学んだことをノートに記録する。毎日努力を劣らず勉強するので、「将来は偉い人間になるだろう」と思っている。そん…
ミヒャエル・エンデの「はてしない物語」、J・K・ローリングの「ハリー・ポッター」シリーズと、外国のファンタジー作品を続けて読んできました。 今回読んだ作品は森見登美彦さんの「ペンギン・ハイウェイ」。 久しぶりに日本の作家さんの「THE・ファンタジー」を読みました! この記事では、森見登美彦著「ペンギン・ハイウェイ」の感想をまとめました。 お話の内容も書きますが、物語の核心をついたものではありませんので、この本を読んだことのない方でも(ネタバレが嫌な方でも)安心していただけたらと思います。
ゴールの遠い片づけと森見登美彦作『ペンギン・ハイウェイ』の感想 前回のブログに書いた通り、昨日から部屋の片づけを行っている。 www.yamauba.work セルフネグレクトにとっては褒められてしかるべき行為である。 今回はそんな私の片づけの状況と、森見登美彦さんの『ペンギン・ハイウェイ』の感想などを記したい。 ゴールの遠い片づけと森見登美彦作『ペンギン・ハイウェイ』の感想 なかなか進まない部屋の片づけ 森見登美彦作『ペンギン・ハイウェイ』の感想 あとがき なかなか進まない部屋の片づけ これは決して読書をしたからではない。 第一に腰、第二に右手首の痛みをかばっているせいである。 昨日、立ち上…
5chアニ速5chアニ速結構原作残ってそうではある5chアニ速ウケが悪いから5chアニ速 恩田陸…?5chアニ速 あんまり有名なヒット作が無いからな5chアニ速俺も獣の奏者とか好きだけど5chアニ速 画像原作者は映像化率ピカイチだからな…5chアニ速春樹は兎も角恩田陸は映画化作品多くないか5chアニ速 スレ画が一般だったの知ったときはびっくりしたな5chアニ速失礼かもしらんがラノベ原作かと思ってたから5chアニ速 宮部みゆきや京極夏彦は?5chアニ速 三月は深き紅の淵をとかアニメで観てみたいよ5chアニ速 アニメ化より実写化の方がいろんな人に喜ばれるんだろう5chアニ速 でもたまにものすごく出…
女優。代表作に『フラガール』『るろうに剣心』などがある。 紹介した本の一覧 [表示] 『オートリバース』 福岡からの転校生・橋本直は、千葉の中学で同じく転校生の高階に出会う。校内暴力の吹き荒れる学校にも家にも居場所はない。そんなときに出会ったのが、売り出し中のアイドル、小泉今日子だった。 蒼井優 この小説は、中学時代の夏の晴れた日を思い出すだけで、グッと来ちゃう。そんな人に読んでほしいですね。 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a]||function(){arguments.currentScript=c.…
お久しぶりです。 2022年は映画の話をしようと思っていましたが映画の話って映画を見ないとできないんですね。(前回の感想を引用) 10,12月は一本も見ていませんので、2022年の後半分を一気に更新します。 また、タイトルは便宜上、~12月とさせてください。 東京ディズニーランドが千葉にあることに対して怒ってる人は頭おかしいと思うよね?同じだよね? 今回、いくつかの作品がとても良かったため、1万5千文字を突破しています…。 一応、2023年も続けていこうとは思っていますのでお付き合いください。 前回の映画感想(4~5月)はこちら worldplplpl.hatenablog.com 犬王(20…
『ペンギン・ハイウェイ』という小説を読んだ。 前にも一度読んだのだが、内容がうっすらしてきたので改めて読んでみたのであるが、やっぱりわからない、という感想を抱いた。 というのも、この物語には、タイトルにあるとおりペンギンが出てくる。 普通の住宅地に突然ペンギンが出てくるのだが、そのペンギンの謎を追う、というようなストーリーだ(レビュー記事ではないので詳細は割愛)。 僕がわからないのは、何故ペンギンであるか、という点である。 そのペンギンの役割はもちろん物語上あるが、しかし「ペンギン」である必要がない。 要するに他の動物で物語を作っても良かったのではないか。 と思う。 けれども、ここからが本題な…
今年も夏が来た。燦々と照りつける太陽が眩しい。まさに夏の始まりのような日。そんな日に、僕はペンギンハイウェイを読んだ。 そしてその本を読みながら、「夏」についてと「子供と大人」について考えた。 ペンギンハイウェイの主人公アオヤマ少年は、真面目ゆえにどこか他の人とズレている研究者肌の小学4年生。まごうことなき子供だ。 対して、彼の物語を読んでいる僕は、まだ子供でいられた時代の香りを嗅いでいる20代中盤、もう年だけは立派な大人だ。 やっと体の成長に心が追いついてきたのか、今の僕は、それまでの子供目線だけでなく子供を見守る大人目線、そんな二つの目線が交わり融合する不思議な感覚を覚えている。 ペンギン…
森見登美彦の「ペンギン・ハイウェイ」を読んだ。ネットで「オススメの小説は?」というやつでだいたい上がってくるやつである。私は森見登美彦は四畳半神話体系と太陽の塔と夜は短し歩けよ乙女をすでに読んでいて最近もきつねの話を読んでいた。きつねの話は終始不穏で良かった。なのでペンギン・ハイウェイも楽しめるだろうと思っていてが後回し、後回ししてしまっていた。 昨日は仕事で新幹線に乗っていてその間に終わりまで読むことができた。新幹線は静岡あたりの小さい丘の間を抜けていくあたりが好きだが昨日は小説を読んでいたからあまりその辺は見ることができなかった。終わりは決してハッピーではなかったが湿っぽくないので良かった…
※ 基準3.0、加点/減点方式。 ※ 同レートに差無し。 5.0 『アバウト・タイム 〜愛おしい時間について』 5.0- 『1917 命をかけた伝令』 4.5+ 『ショーシャンクの空に』 4.5+ 『ペンギン・ハイウェイ』 4.5 『ラスト・サムライ』 4.5 『タリーと私の秘密の時間』 4.5 『キャロル』 4.5 『魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語』 4.5 『きっと、うまくいく』 4.0+ 『ライク・サンデー、ライク・レイン』 4.0+ 『メッセージ』 4.0+ 『最高の人生の見つけ方』 4.0 『ワンダー 君は太陽』 4.0 『ギルバート・グレイプ』 4.0 『パーム・スプリン…
年始からゲームなんかをしていて思うのは、「こんなこと意味あるのか」ということだろうか。 確かに楽しいが、意味はないのだろう、と。 しかしながら、その行為に意味があるかどうかは長い目で見るとわからない。 あるのは意味があるであろうことが容易に想像が付くものと、意味があることが見えづらいことだけだろう。 ゲームだったら、その物語に何か感銘を受けることがあるかもしれない。 それで人生観が変わるかもしれない。 そのゲームの話題で誰かと盛り上がるかもしれない。 それで仲良くなったり、お近付きになったりするかもしれない。 そのゲームを知ってるからこそ、別のゲームでオマージュに気付けるかもしれない。 他の人…
本や活字が苦手な人にもおすすめの読みやすい小説30選紹介(読書) 読者 あまり本を読むことが得意じゃないので、できるだけ読みやすいおすすめの本が知りたい! この記事はそんな方に向けて作成しました 私自身も今は月に30冊以上の本を読んでますが、昔は活字が苦手だったので気持ちはすごくわかります!! なので、今回はちょっと昔の自分と照らし合わせつつ、「この本は読みやすいな〜」と思った本をご紹介します 本や活字が苦手な人におすすめの読みやすい小説30選紹介(読書) 劇場 何者 モモ 罪の声 ツナグ 流浪の月 推し、燃ゆ 新世界より 言の葉の庭 残像に口紅を コンビニ人間 カラスの親指 線は、僕を描く …
あけおめーー 昨日から今日になる瞬間、去年から今年になる瞬間は、太宰府天満宮に向かう暗い住宅街の中にいた。電車でも車でもなく徒歩で天満宮に行く、地元民だけが知っている道。着いたら1時間半ぐらい並んで本殿に行き、銭を投げ、祀られている菅原道真に自分の名を名乗った。 帰ってきてから夕方まで寝てた。日光に執着しているので、冬季うつ防止のため陽の光を浴びたかったけど、もう沈んでいた。 今年も目薬よくなくすをよろしく。新しい音楽も作ったら、聴いてほしいです。 [music] Good Night - 宇多田ヒカル 2018年『初恋』収録。2018年に上映された映画ペンギンハイウェイのエンディングで、宇多…
2022年に劇場で観た映画は43本/44回。 アニメ15本、邦画実写9本、米国映画14本、欧州映画4本、印映画1本。 このうち、リバイバル上映10本。 古い映画は配信で観れるものもあるけど、やはりスクリーンで観たいものがあって、逆に新作映画でも、配信待てばいいや、ってのもある。 パンフレットは内容がお手軽なページ埋めばかりでつまんないから、ほぼ買わなくなった。 以下、順位無し、特に気に入った/印象に残った作品に☆マーク。 『スパイダーマン:ノーウェイホーム』 『ハウス・オブ・グッチ』…おもしろかったけど、なげーよ! リドリー・スコット監督だから仕方ないけど。 『355』 『大怪獣のあとしまつ』…
これまでの人生で見てきたアニメの数がちょうど300シリーズ(追記前)になったので5段階で評価してみた。 年代順 1 新世紀エヴァンゲリオン 5 地獄先生ぬ~べ~ 2 まほろまてぃっく 5 鋼の錬金術師 4 あずまんが大王 3 スクールランブル 4 げんしけん 3 AIR 2 ぱにぽにだっしゅ! 2 苺ましまろ 4 Fate/stay night 1 かしまし ~ガール・ミーツ・ガール~ 5 涼宮ハルヒの憂鬱 4 ひぐらしのなく頃に 2 xxxHOLiC 4 N・H・Kにようこそ! 2 Kanon 2 秒速5センチメートル 4 ひだまりスケッチ 3 瀬戸の花嫁 5 ハヤテのごとく! 2 この青空…
今年はまったく更新してなかった。後半がかなり多忙でコンソール等でゲームがまったくできていなかったりしたので、来年はもう少しコンテンツを消化できるようにしたい。 というわけで恒例の年間コンテンツ消費一覧です。 本 1.ロード・エルメロイII世の冒険 12.アステリズムに花束を3.あなたの人生の物語4.庶務省総務局KISS室 政策白書5.夏と冬の奏鳴曲6.銀河鉄道の夜7.リアルの私はどこにいる?8.痾9.はじめての哲学的思考10.珈琲の世界史11.リリエンタールの末裔12.きみとぼくの壊れた世界13.神の子どもたちはみな踊る14.紅蓮館の殺人15.サクラダリセット 516.その可能性はすでに考えた…
今年も終わりが見えてきましたねぇ。 生きてますか?元気でしょうか? どうも、さっぴーPです。 今回は一年を通しての参加履歴やらなんやらをまとめていこうかと。単なる2022年の備忘録でしかないのであしからず。なおアニソンに関しては例のごとく、別記事でランキング形式にて発表予定(この後投稿)。ちなみに昨年の履歴的な何かは下記参照。 overthejagayaki.hatenablog.com ちなみにここまで2021年とほぼ同じ文言。気づいた人はいるんだろうか。 ま、そんなことより早速。実はコンテンツを一つ増やしてみたり。 1.2022年映画履歴 2.2022年ライブ参加履歴 3.2022年アニメ…