ペンタゴナル・ダハ・プリズムの略語。5角形のプリズム。
ペンタプリズム内部では三回の全反射を行い、反射像の左右を逆転させ被写体像を正像で出射する。入射像を逆転や反転を起こすことなく90度折り曲げて出射することが出来る。撮影レンズを通ってきた像をペンタプリズムで目の高さに導く一眼レフカメラ必須の光学部品*1。
ペンタプリズムを用いた一眼レフは、1948年にツァイス・イコンが発売した「コンタックスS」が世界初の量産市販品とされている。日本では1955年にオリオン精機(後のミランダカメラ)が発売した「ミランダT」が国産初の市販品。
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*1:ペンタプリズムなしでもピント合わせや撮影は可能だが、その場合ファインダー像は左右反転したままなので、慣れないと使いづらいものになる