=アレハンドロ・ホドロフスキー
昨日、たまたま近所のシネコンの上映スケジュールが丁度良かったので、「君たちはどう生きるか」と「バービー」の二本を一気に見た。 前者は監督のネームバリューでとりあえず、後者は賛否両論の感想と批評がひしめく大騒動作品だからという理由で、映画鑑賞のモチベは完全に評価と前評判によって踊らされているのでいかがなものかとも思ったし、このタイプの異なる二作品を同日観賞するのは気力体力のカロリーを消費しそうな気がしていたけれど、奇妙なことに、両者の作品は「現実世界と架空の世界を往来することで、主人公はいのちの生き死にに思いを馳せ、自分自身の人生を選択していく」点で共通していた。 片や生死を司り時間と時空を超越…