一般に恐怖をテーマにした小説や映画などの創作物。
サブジャンルとして、中世ヨーロッパ風の舞台設定を持つゴシック、現代社会の闇をモチーフとするモダン、人体破壊の描写に重点を置くスプラッタ、殺人鬼や怨霊が次々に登場人物を殺していくというストーリー構造を持つスラッシャーなどがある。
ミステリ、サスペンス、サイコスリラーなどの他ジャンルと重なる作品も多い。
90年代後半から、黒沢清・中田秀夫・鶴田法男などの手による日本製ホラー映画が、一定の評価を得て映画界に確固たる位置を占めるようになった。特に、鈴木光司の同名小説を原作とする「リング」は、ハリウッドでリメイクされるなど、少なからぬ影響を与えている。