[演劇] 野田秀樹『フェイクスピア』 東京芸術劇場 6月15日 (写真は舞台、左からイタコの白石加代子、ハムレットの父[若いけれど]の高橋一生、そしてハムレット[老人だけれど]の橋爪功、この三人が主人公、80歳の白石と橋爪の活躍は凄い!) 芸術としての演劇が主題にしうる究極のテーマ「生・死・言葉」に真正面から取り組んだ作品。あらためて野田秀樹は物語を作る天才だと思う。この劇の本当の主人公は死者であり、1985年8月12日、御巣鷹山に墜落した日航ジャンボ機のボイスレコーダーに記録された「声」である。墜落前の数十分、墜落を避けようと必死で格闘するパイロットたちの発話は、淡々としたものであり、「頭を…