Vocoder.「ヴォコーダー」とも表記する。人などの音声を電気的に変形させる一種のエフェクター。 ただし正確にはほかの楽器と接続させないと音が出せないエフェクターではなく、独立した電子楽器とするのが正しいだろう。あるいはほかのエフェクターがエレキギターなどの楽器と接続するのに対し、ボコーダーは人声や自然音などを「楽器」とする、と捉えることも可能だろう。日本ではYMOの「テクノポリス」(1979年)でローランドの"Roland VP-330"が使われることにより、メジャーな楽器となった。
2011年に設立し、ドイツに拠点を置くプラグイン・デベロッパーのZYNAPTIQ。僕自身、同社のAdaptiverbやPitchmap、Wormholeなどは普段から仕事でかなり愛用しています。今回ご紹介するのはZYNAPTIQ Orange Vocoder IV。バージョン1は1998年にPROSONIQから誕生したそうですが、このたびZYNAPTIQからバージョン4としてリリースされました。Mac/Windowsで動作し、AAX/AU/VST2&3プラグインとして使用可能です。早速見ていきましょう! レビュー&テキスト:Blacklolita 全19種類のオシレーター波形を内蔵 10種類か…
今風ボコーダーの超簡単な作り方!Artria Harmony Engine最強説。 Antares Harmony Engineというプラグインを知ってるだろうか。 プリマナイザー(デジタルクワイア)、今っぽいボコーダーを超簡単に作れる唯一無二のプラグインだ。 目次・紹介・買い方ー◆紹介 Harmony Engineの音↑こういう音 米津玄師、official髭男dism、などソニーミュージックのそうそうたる日本のトップアーティストのmixを手掛けている、小森さんが愛用してる事で、日本人にも馴染み深い今っぽいサウンドとして刻み込まれているのではないでしょうか。 僕としては最初にこのプラグインに…
ハードウェア・モデリングから独自の製品まで、多くのプラグインを発表するSOFTUBE。当コーナーでは、プラグインのレビューと併せて、オリジナルのプリセットもダウンロード可能となっています。今回取り上げるのは2つのプラグイン、VocoderとTape Echoesです! レビュー&プリセット作成:木内友軌 FREEZEでアルペジエイターのような効果を演出 まずはボコーダー・プラグイン、その名もVocoderを紹介します。ボコーダーとは戦前に軍事用機器として発明され、多くのミュージシャンに音楽へと応用された、いわゆる“ロボット・ボイス”を生成するエフェクター。入力したオーディオ信号が、シンセの音階…
SOFTUBEからリリースされたボコーダー・プラグイン、その名もVocoder。潔いネーミングから、その自信をうかがうことができる(筆者が所属するバンド名はそういう意図で命名したわけではないのでご承知おきを)。名前からそれがどんな機能を持っているのか分からないプラグインもあるが、その心配はこのVocoderには無い。まごうことなき“ボコーダー”なのである。 レビュー&テキスト:フジムラトヲル(TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND) TRANSPOSE CHORDで和音構成を指定、ルート音はMIDIノートでトリガーできる 筆者は実機のボコーダーを使用することがあるのだが、…
ピッチ・シフト(オート・チューン)をはじめ、ボコーダーやトークボックス、ラジオ・ボイス、そして米津玄師「海の幽霊」で話題となったデジタル・クワイアなど、プラグインを使ったボーカル・エフェクトの作り方を紹介する本特集。ここでは、ダフト・パンクの楽曲でたびたび登場することでも有名なボコーダー/ロボット・ボイスの作り方を、アーティスト/プロデューサーのMATZが解説します。 解説:MATZ “モジュレーター”と“キャリア”の2つの音声信号から生成 ボコーダーはマイクに声を吹き込み、シンセの音と合成して生成されるエフェクト・サウンドのこと。ロボット・ボイスと呼ばれることもあります。最近ではピッチ・シフ…
こんにちは。ふくだるきです。 トークボックスってかっこいいですよね。 チューブを口にくわえて、口の形を変えると人間の声みたいなのがでるやつです。 ギターでやってる人も結構いて、Peter Frampton - Talk Boxとか有名ですね。 アンプからの音を、口の形を変えることでしゃべているように聞こえます。 楽器を使って歌うことができたら最高ですよね。 ピアノというかキーボードを使ったトークボックスだと、結構人間の声っぽく聞こえるます。ただ、ギターでやってるやつはあんまり人間の声っぽく聞こえない気がします。 自分もBOSSのVO-1というボコーダーを最初買ってみたんですが、なかなかしゃべっ…
機械のように正確な歌唱や演奏があれば、 まるで生の人間が演奏しているような打ち込みがあったりする。 それはずいぶんと昔からのことなのだけれど。 で、 そこにあたしたちはいちいち驚いたりしてきたわけで。 んが、 人が機械を真似るというユーモアも、 機械がまるで人のようにふるまう可愛げも、 所詮は機械になりきれない人と、人になりきれない機械の、なりきれなさの加減にこそあったりするのだよ。 早く複雑なフレーズを精確なピッチでこなす歌手のうたを「おっさんはこんなの知らねえだろ」的ドヤ顔できかされつつ、 「ボコーダーでやればもっと正確じゃん」 の言葉を懸命にこらえる闇生ちゃんなのであった。 かしこ。 追…