『Girl(2018、ベルギー)』鑑賞。途中で観るのが耐えられなくなり、途切れ途切れに鑑賞終了。 この作品の成り立ちは複雑で、ルーカス・ドンは監督を務め、脚本はドンともう一人が執筆した。ドンが作品の着想を得たのは、ベルギー出身のトランスダンサー、ノラ・モンスクールとの出会いであり、おそらく監督がノラをインタビュー取材したものと思われる(ノラ以外にもトランスジェンダーや医療従事者に取材を行っている)。したがって、どこまでがノラの実体験(事実)なのか、どこからが監督の脚色・編集(想像)なのかを判別しがたいが、どちらにしても作品が何を語ろうとしているのかを、わたしは探りたい。 * * * ベルギー出…