全寮制の中等教育学校 boarding :「寄宿、下宿生活」 独創力とリーダーを育成することをテーマに掲げ スーパーエリート養成校とも定義される。
生徒も教師も寮あるいはキャンパス内の住宅に住み込み寝食を共にする。 厳格な規律の下、スポーツ・文化・芸術・社会奉仕・等の教育にかなりの重点を分配する。 徹底した少人数クラスでの個別教育を行う。 六年制(中・校一貫)あるいは四年生(高校)。 いかなる政府、自治体、宗教団体の束縛も受けない私立の中等教育学校。
ボストン駐在妻のLittlepondです。 2018年より夫の転勤でマサチューセッツ州ボストン郊外へ移住しました。渡航当時8歳(小3)の長女を帯同しています。 このブログでは、これからボストンで生活を始める皆さまへ現役駐在妻の立場から情報を発信しております。 今回は「アメリカ・ボストン周辺の学校区(School District)のレベルの検索方法」をお伝えします。 アメリカの公立学校は「学校区」でレベルが違い、治安レベルや地域の所得レベルと比例していることが多いので、アメリカ人は自分の子供を入れたい学校レベルに合わせて住む場所を決めたり、簡単に引っ越しをします。 そこで、お子さんを連れての駐…
留学コンサルタントとしてアメリカの東海岸地方を中心に1年に10回ほど英語圏の国々のボーディングスクール(寮生活を中心とした私立初等、中等教育機関)を訪問していた2010年代、ニューヨーク市から車で1時間くらいのところにあるプリンストン大学の隣にあるボーディングスクールに訪問した時のことです。 ボーディングスクールの本校舎から裏庭を見ると、そこに鹿の親子数匹がのんびりと散歩をしていました。同行した日本からの留学希望の生徒とそのお母さんはその光景に一瞬言葉を失い、数秒間口をポカンと開けて見入っていました。 「学校で鹿飼っているんですか」と生徒からの質問をそのまま、アドミッションスタッフにぶつけると…
娘 のmocaちゃんがアメリカに高校留学することになりました。 わからないことばかりでしたが、なんとか留学することができました。 そんな私たち母娘の、留学までの道のりや留学生活、その他いろいろなことをblogでお伝えしていきたいと思います。 高校留学を決めたmocaちゃんの高校留学に向けて、私たち母娘は動き始めました。 ★今回は、留学生活スタイルとアメリカ高校の学校の探しかた、について書かせていただきます★ 学校探しの第一歩ボーディングスクールとホームステイどっちを選ぶ? つぎに学校を探すときに重要なポイントはESLはあったほうがいい! 学校探しの条件を提示して留学エージェントに学校を探しても…
子どもたちは手指の消毒を継続できているのだろうか(^^; 今日は、ショートスパンのサイエンス課題について説明します。 これは週ごとに課されるレポートで、今回は学校の中で気が付いたことや、気になったことを、科学的視点で書けば内容は自由、というものです。 毎週課される課題なので3か月の間にかなりの量を仕上げており、たぶん今のところは このスピード感に慣れて、レポートの書き方の基礎を習得していく段階の指導なのだろうと推測しています。まずは質より量ですね(^^;。 学校内で調べてみたいこと・・何にしましょう? 9月に入学したばかりの頃は 学校中にアルコール消毒のボトルが置かれ、出入りの度に生徒たちは手…
信頼される大人ってかっこいい! ボーディングスクールの先生が持っている圧倒的なもの・・・・それは子供たちからの信頼と親しみです。 信頼と親しみを得ると、先生にとっても指導がスムーズに進みます。 先生に褒められたいから課題を頑張るし、先生にもっと可愛がってもらいたいから態度も改善されてゆく、という好転状況を作ります。 学校敷地内の戸建てに住んでる先生もたくさんいるんですよ! ストンピーJr.の寮は、なんと先生の家と廊下でつながっています(笑)。先生の大型犬がストンピーJr.の部屋に入ってくることもしょっちゅう(笑)。 子どもたちにとって先生は、授業以外でもリアルに身近な存在なのです。 ボーディン…
全てに感謝するサンクスギビングデイ 世界中がコロナに揺れる2020年の9月に、ごく普通の日本人一家である我が家は 子どもの一人(ストンピーJr.)を単身で米国に留学させました。 準備には数年を費やしました。 小学生の留学事情は情報が少なく、何もかも手探りで進めていかなければなりません。 いつかは子供を留学させたいな、と考えているご家族は多いと感じます。 しかし、日々の生活の中では 後回しにできてしまう子どもの留学問題! 「いつか」とは高校生くらい??大学生になってからでしょうか? 経験者としての答えは、 「時期は個人差がある」 です。 その見極めには親の手助けが必須です。 何事も自分で判断でき…
ボーディングスクールの授業は、一クラスおおよそ15人以下が標準です。少人数クラスの目的は、授業中の先生と生徒の円滑なコミュニケーションにあります。特に、国語(英語)クラス、歴史のクラスなどは、かなりの時間が先生対生徒、あるいは生徒同士のディスカッションに使われるといっても良いと思います。国が教科書を検定することのないアメリカでは、授業の内容は、広範囲に及びます。スヌーピーとチャーリー・ブラウンの漫画もその内容は、ボーディングスクールで取り上げられてもおかしくありません。 半世紀以上にわたって世界中で読まれているPeanuts、主人公のスヌーピーとチャーリー・ブラウンのどこに人をひきつける魅力が…
ボーディングスクールの訪問を終えて、日本への帰途、ワシントンDCのダレス空港にあるマリオットホテルに泊まりました。日本でマリオットといえば、一般のビジネスホテルよりもワンランク上、ヒルトン、ハイヤットなどと同等の高級ホテルのイメージがあると思います。 そのマリオットですが、従業員はみな笑顔で気が利き、顧客満足度が高いというのは 日本での話でアメリカでは事情が違います。 ダレス空港のシャトルバス乗り場でマリオットのバスがちょうど出てしまったので、タクシーでホテルまで行きました。タクシーを降りると、なんと入り口が閉鎖されています。その情報は私たちが乗ったタクシーには行き渡っていません。 閉じている…
AIビジネスの第一線で活躍する著者がグローバルエリートの学びの場ハーバードビジネススクールとグローバルトップ企業であるグーグルの現場で学んで得たエッセンスを凝縮した35のルールとは。 高校を1年で中退し、渡米、ボーディングスクール~大学卒業、日本でビジネスを経験後、HBSへ、その後Google入社、スタートアップ2社を経て創業。HBS卒業直前に出産し、乳児を抱えながら就活、現在はAIスタートアップの経営者で2児の母でもあるパワフルな女性です。 目次を眺めているだけでも学びが得られるくらい、経験に基づいて得られた知見が、実際に投げかけられた問いかけや引用されるフレーズと相まって心に刺さります。 …
アメリカ東部、カナダと国境を接するメイン州、その隣のニューハンプシャー州のボーディングスクールを訪問した時のことですが、訪問先校での学校見学のガイドをしたのは日本人留学生諸君でした。 なかには、ガイド役は初めてという生徒もいて、予定時間がオーバーし、見学予定の一部をカットするというハプニングもありましたが、学校生活についての質問にはみな大変饒舌になり、笑顔で熱心に説明してくれます。それぞれの生徒が母校を誇りに思っている様子が感じられ、コンサルタントとしての私は安堵しました。 学校見学(スクールツアー)を担当する生徒は、訪問者にとってはその学校の「顔」といってもいいと思います。彼らが何をどのよう…
ボーディングスクール出願者の合否を決める会議で重要な役割を果たすのが、アドミッションスタッフです。彼らがそれぞれの出願者を担当しますから、合否会議において担当者がどのような印象を担当する出願者に対して持ち、会議のメンバーに訴えるかで合否はほぼ決まると思われます。 日本の受験においては、1点の差で合否が分かれることもあるようですが、ボーディングスクールにおいては、TOEFLやSSATの点数の数点の差で合否が分かれることはあり得ないでしょう。英語力や数学力は、一定の基準を満たしているかどうかを見るために用いられるのであって、決して出願者の隠れた能力ややる気、そして将来性といった重要な要素を見るため…
ボーディングスクールの出願は、その期間が9月から翌年の1月までと日本の学校に比較して長期にわたることを昨日のブログで述べました。また、生徒募集を担当するアドミッションオフィスが独立して機能し、専従スタッフがその任にあたるということも日本の学校とは違うように思います。 今日のテーマは、ボーディングスクールがどのようなプロセスを経て、出願者の合否を決定するのかを考えます。出願に必要な情報は以下になります。 ・オンラインによる出願者情報の完成 ・SSAT(英語、数学の学力試験)スコアの提出 ・TOEFL(留学生のみ)スコアの提出 ・指定された質問に対する文章作成(オンライン) ・過去3年間の学業成績…
ボーディングスクールの入学プロセスで日本のような「入学試験」がないことを前回のブログで述べました。日本の私立中学、高校の入試で重要視されるのは、学力と思いますが、一回の試験結果で志願者を判断することへの弊害や疑問も多くあるのではないでしょうか。 多くの出願者をなるべく客観的、かつ公平に判断するために数字で示される試験の結果は、合理的ではありますが、果たして入学する側と受け入れ側の相性が数値で示されるほどには、うまくかみ合わないこともあり得ると思います。 前回のブログでボーディングスクール入試はお互いの「お見合い」よろしく、相互の相性も十分に検討されると私は学校訪問をする度に感じてきましたが、日…
実は、実は、今の私の生活は、とっても幸せなんだと思う。 実は実は充実していて、満足できる状況なんだと思う。 十分な収入とは言えないけど、夫婦二人合わせれば旅行や外食くらいはできるし、必要なものは買える。ちょっと高いかな、と言うものも買えないこともない。 仕事は今までの経験がやっと実を結んで、かなり楽に、時間の余裕もできつつ、収入もキープできている。 家も3年前に町家を購入しリフォーム。もともと町家だけど中は近代的、というのが理想だったし、デザインも自分でできたので居心地のいい家である。子供たちも含め、みんなで作り上げた家なのでみんなで大切に生活ができている。 子供もまっすぐに、変に大人ぶること…
アメリカ中学、高校ボーディングスクールへの留学を考える際、出願する学校を訪問することがなぜ重要か、その理由を述べます。 第一に日本での進学先選定で重要な要素となる偏差値という基準がアメリカにはありません。なぜ偏差値がないかというと、日本や韓国のような入学試験がボーディングスクールにはないからです。留学生の英語力を計るTOEFLや国語としての英語力と数学力を計るSSATといった学力試験は合否決定の主力情報ではありません。ボーディングスクール入試においては、出願者の学力だけでなく、興味、スポーツ、将来の目標、などが総合的に評価されることになります。 ボーディングスクールが出願者を多角的に評価、検討…
★この記事を読むと、シャーロット・ブロンテさんの長編小説『ジェーン・エア』を読みたくなります。 ★詳細はこちら→『ジェーン・エア - Wikipedia』 ★詳細はこちら→『シャーロット・ブロンテ - Wikipedia』 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a;b[a]=b[a]||function(){arguments.currentScript=c.currentScript||c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b[a].q||[]).push(arguments)};c.getE…
みなさん、こんにちは!マオです:) 今回は、すっごく前にインスタグラムのdmの質問でいただいた、私のトロント大学に入るまでの経緯をシェアしたいなと思います。海外の大学に通ってる日本人は沢山いると思いますが、みんなpathが全然違うと思うので、こんな生き方もあるんだな〜という感じで読んでみてください:) 私は、幼稚園から高校3年生の1学期まで日本の私立学校に通っていました。母と父が私に受験を気にせず、勉強以外のことに何か熱中してほしいということで、幼稚園受験後はエスカレーター式で高校まで上がって行きました。 そのおかげで小さな頃から、習い事を沢山させてもらい、水泳、陸上、お習字、体操、ピアノなど…
留学実行年の前年10月~12月学校訪問 学校訪問は必須ではありません。しかし、自分に合った学校を家族で選ぶということと、大学進学も視野にいれ、「納得する留学」を実現させるために、私はボーディングスクール留学を希望するご家族には学校訪問をお勧めしています。期間はおおよそ1週間、訪問校は6校程度です。午前1校、午後1校に移動時間を考え、実質3-4日で学校訪問を終了するようにスケジュールを組みます。飛行機は乗り継ぎ時間とルートに注意して、学校訪問時に心身ともに良い状態で望みます。陸路移動はレンタカーが便利で費用的にもメリットがあります。もちろんハイヤー、リムジンなどのチャーターも可能です。 なお、学…
ボーディングスクールへの入学は1年半以上前から準備するのが理想です。以下、「いつ何をしたら良いのか」を留学開始1年半前から順を追って解説します。 入学(9月)する年の2年、あるはそれ以前に ボーディングスクールに入学するため本人と家族との話し合い: ジュニアを含め、ボーディングスクールへの留学は、大学以上の留学と比べると親の留学への関わりが極めて重要です。そして、本人と共に留学のための具体的な行動も必要になります。 親主導で本人に海外での寮生活をさせるわけですから、親子ともに「なぜ留学」ということをテーマにお互いの納得が得られるまで話し合ってください。 留学する本人の好きなことはボーディングス…
北米のボーディングスクールに関する情報は、Boarding School ReviewとTABS(The Association of Boarding Schools)のサイトで十分に得ることができます。ボーディングスクールの入学難易度を私はテンスクールズを頂点として、5段階に分けていますが、その目安は下記のようになります。 実際、このランキングの運用においては、3.5、4.5などとボーディングスクールを評価する場合もあります。合格に必要なTOEFLの点数や、志願者の体育、芸術、社会活動などの特記事項の学校側の評価をすべて数値化することはできません。また、毎年日本人留学生受け入れ枠も変わりま…
アメリカのボーディングスクールが要求する英語力は大別すると3つに分類できます。 英語が普通に話せて、入学年相応の英語による読み書きができる。入学に際してはTOEFL、SSATスコアの提出が必須となる 英語力はある程度要求されるが、ESLサポートもあり、英語力よりも、成績、特技、意欲など総合的に志願者の伸びる可能性を探る 英語力は問わない。志願者の学習への意欲が明確であれば、日本の成績が平均以下でも入学可能。 ボーディングスクールへの留学を考える時、現地での学校生活に困らない英語力があるに越したことはありませが、留学において英語が出来るということは何をもって計るのでしょう。いかなるボーディングス…