前回の続きです。ポツダム宣言の第10条は、前半に日本国民を奴隷にしたり、国民国家を破滅させたりはしないと書いており、亡国だけは避けられそうであった。国体は護持されたとしても、後半で戦争犯罪人は容赦しないと書いてある。意地悪く勘ぐれば、ポツダム宣言の受諾が遅れた理由は、ここにもあるかもしれない。 http://www.ioc.u-tokyo.ac.jp/~worldjpn/documents/texts/docs/19450726.D1E.html 第11条では、日本はその経済を支えるための産業は維持して宜しいという。散々、都市部を空襲や原爆で破壊しておいて、自分たちで食っていけということだろう…