『東京自転車節』レビュー 東京都でのコロナウィルス新規罹患者が5,000人を超え、台風も近づいているなかで家にいるべきかを悩んだが、今見ておくべき映画だと思いポレポレ東中野で鑑賞。奇しくも『ちょっと北朝鮮まで行ってくるけん。』の予告が流れて、ちょっとした関連を想起した。ちょっくら東京まで行ってくるずら。 020年3月。山梨県で暮らしていた青柳監督は、コロナ禍で代行運転の仕事が遂になくなってしまう。ちょうど注目されてきた自転車配達員の仕事を知り、家族が止めるのも聞かずに新型コロナウイルス感染者数が増えていた東京に向かう。緊急事態宣言下に入っていた東京で、青柳監督は自転車配達員として働きながら、自…