マイヨジョーヌ

個人タイムトライアルの結果は今シーズンを凝縮したかのような結果だった。 タイムトライアルも、スプリントも、逃げも、何でもハイレベルにこなし、超級山岳でポガチャルを置き去りにする怪物、ワウトファンアールトが完勝。 それに迫ったのは、大方の予想を覆すマイヨジョーヌの激走。 クライマーだと思っていたら、タイムトライアルもとんでもない強さを見せたヨナスヴィンゲゴーが２着。これも怪物。 そして元祖怪物タディポガチャルはちょっと残念な３着。 でも５着のフィリッポガンナはタイムトライアルのスペシャリストで「トップガンナ」の愛称まである選手だ。それが５着なのだから、いかに上位が凄いかが分かる。 ４着のゲラント…

7月1日から開催される【ツール・ド・フランス】。109回目を迎える世界で一番有名な自転車ロードレースは、21日間のステージ、総走行距離は3300kmを超える。今年のコースの特徴は、デンマークでスタートし3日間走った後フランスに移動。アルプスからピレネーを回り、パリへ到着するおよそ時計回りでフランスを一周するステージ構成。2年前の大逆転劇での涙と去年の落車からのリタイアという悲劇を乗り越えたログリッチの勝利が見たいのは僕だけではないはず。最後にパリ・シャンゼリゼで笑うのは誰だ。 ステージ情報は別ページにまとめたので、勝利者予想などにはそちらご参照を。 jamride.hateblo.jp ＊オフ…

走っている選手は、ヘルメットをかぶりサングラスをし同じようなフォームに見えるので、慣れるまでは誰が誰だがわからない。いや、慣れてもわからないこともある。中継している解説者ですら間違うことも多いくらいだ。それでも、いくつか見分けるポイントやコツがある。 ◎レース中の選手の見分けポイント 1. ジャージ チーム毎に違うので覚えやすい。ただし同じチーム内の選手の違いは判別しにくい。リーダージャージやチャンピオンジャージなど個別判断がしやすい場合もある。彼らはプロトンの中にいても非常に目立つ。以下、2022年のチームジャージとリーダージャージをまとめたので、観戦時の参考にどうぞ。 ◎2022年ワールド…

起床時のボディーバッテリー65、トレーニングレディネス64、HRVステータスはバランス44、睡眠スコア74。 ヨーロッパ選手権の続き。フランスを含んだ5人の逃げから始まったが、逃げ集団の中ではフランスが先頭交代拒否しメイン集団はフランスが引くという？？？な状況が続いた。それが吸収されるときにアタックが繰り返されマチューを含むグループが若干リード。それも程なく吸収されそこからまた逃げが繰り返される。マチューがアタックするともれなくみんな付いてくる。😅 残り50数キロで決定的なアタックが決まり先頭6人に。オランダのマチュー、ヴァンポッペル、フランスのラポルト、デンマークのピーダスンほかルクセンブル…

どもです。 火曜日からボチボチではあるが毎日、乗っていたので今日はお休みに。盆明けサ行したがら片付けなど少し。 先ずは8/12からスタートして8/18にゴールしたツール女子版のツール・ド・フェミニン2024。最終ステージが超級山岳が2つもある鬼畜コース。第5ステージの不運な落車でマイヨジョーヌを落としたオランダのロミ・フォレリング選手が鬼神と化して猛追！もしかして、もしかしたら？となりましたが、僅か4秒差でポーランドのニエウィアドマ選手が逃げ切りに成功！いやあ、最後の最後まで目が離せない展開になりました( ^ω^ )新人賞はプックちゃんが、第5ステージの落車に巻き込まれながらも健闘しゲット。良…

はーあツールドフランス終わっちゃった。さみしいな。ほけーっとしちゃう。でもこの切なさも、これはこれでまた心地良い。でも寂しい。選手みんなゴールに向かって走るんだからゴールしたら終わりだし、完走したら順位や成績が確定するんだよ。そっか。そうだったんだな。 はーあ。ポガチャル強かったなぁ。結局ステージ6勝だよ6勝。ずっとマイヨジョーヌ着てたもん。疲労でオリンピック出場はキャンセルするらしい。本当にゆっくり休んでほしい。そら83時間も自転車漕いでたら疲れるわ。いや走った時間でいったら完走した人の中じゃ1番短いのか。 なんかコカール頑張ってんなと思ったらポイント3位だったよ。いつかコカールのステージ優…

Xにはちょくちょく投稿していますが、響け！ユーフォニアム3の完結と入れ替わるようにして、自転車ロードレースの最高峰、ツールドフランス2024が始まりました。 放送が有料チャンネルのサイクルロードレース｜J SPORTSオンデマンド【公式】になりますので、好きな人じゃないと見ないかもしれませんが、響け！ロスを補うには十分な内容のレースが連日行われています。 サイクルロードレースを見るとなると、スタートから終わりまで5時間を超えることはザラなので、自分の場合何かやりながら観ることになるのですが、だいたいXやブログを読んだり、お酒を飲んだり、事務仕事をやりながら観る事が多いです。 自転車ロードレース…

掛け値なし、別格の「ビッグ4」 第7ステージは、少し登りの要素もある25.3kmという、中距離の個人タイムトライアル。 注目は、総合争いの「ビッグ4」。 タデイ・ポガチャル（UAEチームエミレーツ）、ヨナス・ヴィンゲゴー（チーム・ヴィスマ・リースアバイク）、レムコ・エヴェネプール（スーダル・クイックステップ）、プリモシュ・ログリッチ（レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ）という、極めて高いタイムトライアル能力を有した4人による、バチバチの争い。 それはまさに…激戦になった。 ビッグ4の出走前、暫定トップのタイムをマークしていたのは、元アワーレコード世界記録保持者のヴィクトル・カンペナールツ（ロッ…

こんにちは～♪ 久しぶりに明るい朝でしたが 午後からはまた雨のようです。 明日は最高気温が35度とか…

月曜日は何もせずフルレスト。 取引先の社長とお孫さんと11月のもてぎエンデューロに出るという流れになった。種目を検討することに。ガンガンに勝負する気はないのでお祭りに参加という感じかな。 夜はツール3日目イタリア最終日、スプリンターステージだ。昨日までの激闘のせいか逃げも出ずまったり進行。ゴール前落車が相次ぎ最後は20人ほどでスプリント。ギルマイが嬉しいツール初勝利、GCはスプリントしたカラパスが秒差無しでマイヨジョーヌ獲得。EFがなんでゴール前トレイン組んでるの？と思ったらこれだった。してやったり。😲 youtu.be 明日はJSports無料放送です。 ランキング参加中自転車 ランキング参…

ロードレースの神様は、初日からドラマチックな結末を用意していた。 僕はいま幸福感とともにこのブログを書いている。 ツールの初日、ロマン・バルデが成し遂げた劇的な逃げ切り勝利に、Xのタイムラインは多くのファンからの喜びと感動の声で溢れていた。 この記事は、昨年書いた「ロードレースは“競技”か“娯楽”か」の続きでもある。 僕の答えは、当時から今も変わらないし、明確である。“競技“であり”娯楽”でもある、が答えだ。昨日のレースはバルデは勝ったから（競技として）注目され、勝ったのがバルデだから（娯楽として）賞賛されると思うのだ。 競技面でいえば、勝ち方が劇的である。残り50kmからの勇敢なアタックは、…

「最後のツール」で…！ ツール・ド・フランス2024は、史上初となるイタリアでの開幕！ その第1ステージは、フレンツェをスタートする206kmの丘陵ステージ。 7つのカテゴリー山岳が登場して、獲得標高は3,600m以上…！？ 恐らく、史上最も厳しいレイアウトの第1ステージだ…。 30度を超える厳しい暑さの中、逃げ集団を形成したのはマテイ・モホリッチ（バーレーン・ヴィクトリアス）やヨン・イサギレ（コフィディス）などを含んだ9人の選手。 メイン集団は、この逃げ集団に対して最大で5分ほどのタイム差を許したけれども、ステージ勝利を狙うEFエデュケーション・イージーポストやリドル・トレックによる積極的な…

お久しぶりです！ バタバタしている間に6月が終わります。

【ツール・ド・フランス】紹介記事第3弾は、コースプロフィール。今年は長い歴史の中でも初めてとなる二つの特徴がある。ひとつ目はイタリアがグランデパール（開幕地）になることと、もうひとつはニースがゴールになること。例年ならばパリのシャンゼリゼがゴールになるのだが、今年はパリ五輪の影響でゴール地点が変更された。 イタリアで最初の三日間を過ごした後、アルプス山脈をまたいでフランスに入り、北上してから中央山塊を南下、ピレネー山脈から再びアルプスで総合成績を競った後に地中海沿いのニースでゴールを迎えるというざっくりというと反時計回りにフランスを一周するようなルート。総走行距離は3484kmに及ぶ、長く熱い…