糖質を口にした瞬間から、私の脳は霞に覆われていきます。血糖値の急上昇──それは誰にでも訪れる生理現象ですが、ブレインフォグを抱える私には、まるで電源が落ちるように思考が遮断されます。 その日のランチも、例外ではありませんでした。仲間と笑い合い、美味しい料理に舌鼓を打ちながらも、私は心の奥底で「次に訪れる暗転」を予感していました。だからこそ、舞台を整えていたのです。──会社所有の貸別荘。木の温もりを抱く2階建てのログハウスには、最大14人が宿泊できる空間が広がり、広々とした風呂は子供たちにも人気です。そこは、私にとって“避難所”であると同時に、“再生の場所”でした。 昼食後、私たちはコンビニで酒…