~ 追憶 佐竹 ~ 「アハハ、図星じゃん、 佐竹君は解りやすいなぁ、すぐ顔に出る。 アハハ、 さっきさぁ、 サリちゃん、院長さんにあんなに無茶苦茶されてたのに、 佐竹君チラ見しかしてなかったもんねぇ……。 もうあの子には興味がなくなっちゃったってことでしょ? アハハハハ」 「おい、何なんだよお前……」 「何でもないよ。 わたし佐竹君に本気で惚れられなくて良かったぁ。 佐竹君みたいな女の愛し方、 わたしでもさすがに引く……」 「…………」 看護師女の脇腹を、手加減なしで蹴った。 肋骨の折れた音がした。 反対側も、同じように蹴った。 今度も手加減しなかった。 最初に蹴ったときと、 同じ音がした。 …