キリスト教の典礼音楽の一つ。イエス・キリストの受難を追想するために、復活祭の前に演奏されることが多い。 通常「マタイ受難曲」と言えば、J.S.バッハのBWV244を指す。1727年4月11日、ドイツのライプツィヒ、聖トーマス教会で初演。 バッハは「マタイによる福音書」の受難物語に、「ドイツ語の自由詩」「ドイツ語コラール(教会賛美歌)」を加え、劇的な音楽ドラマを創造した。
OMFも終わって、次の演奏会はマタイ受難曲全曲演奏会です。 この前から、第1曲目 ソプラノ・イン・リピエーノとして練習しています。 前回には児童合唱が入ったのですが、今回は団内でということらしいです。 だけど、私アルトなんですよ。 アルトから5人も出すなんて、高音に大いに不安ありです。 せめて心だけでも天使になりきろう。👼 いや、天使でいいのかな。🎺 合唱との対比をどう出していくのか、考えちゃいます。🎻 まあ、少なくとも合唱に埋もれてはいかんですね。 ダブルコーラスでアルトが二つに分けられて、さらに5人取られるので、アルトのほうも手薄になっています。 コロナが抜けなくて、喉が本調子ではないし、…
今日は良い天気! 日差しは強かったですが、お散歩にちょうど良い気候だったので、少し遠い駅まで歩きました。 午後には濱田芳通先生とアントネッロのマタイ受難曲を聴きに行きました。 とにかく感動しました! マタイは元々登場人物の心情とかも聞こえてくる作品ですが、それが先生の音楽づくりで本当にドラマチックに表現されていて、聴いているうちにどんどんその物語に引き込まれ、心に迫ってくるものがありました。 歌手の皆様も器楽の皆様も素晴らしく、とても楽しませて頂きました。 良いエネルギーを頂いたので、これで来週も頑張りたいと思います!
久しぶりの投稿になります。 急遽、帰国することになり日本にいます。 本来、今年のイースターはスペインのカタロニア、モンセラートに行く予定でいましたが、こちらは残念。 予定が目まぐるしく変わりました。 カタロニアの友達にはすでに行くことを知らせていたので行けなくなったことを知らせました。 そしたら皆さん、温かい言葉をかけてくれて嬉しかったです。 そう、イースター【復活祭】の真っただ中です。 ヨーロッパでは今、休暇中。 ドイツ、ライプツィヒのトマーナコアの「ヨハネ受難曲」が公開になっていました。 www.mdr.de 私的にはこのヨハネはテンポが早すごる。 どちらかと言えばゆっくりテンポが好き。 …
今日は、指揮の先生との合わせの日。豊科公民館のホールには、改修後初めて行きました。とてもきれいになっていましたが、むかしの面影も残ってました。 指揮の中田先生は朗らかな方で、今日の練習は、第一部を見ていただきました。 練習しているはずでもすっ飛ぶし、テンポは速めで、指揮を見たり楽譜見たりで大変でした。発音のメリハリのことを指摘されましたが、大忙しで...口が回らんかった。💦 今は音程より、リズム。確かに歌詞と音符のニュアンスを早くつかんでおかないといけない。今は、中田先生のいう表現を頭に入れておくことだ。音程は宿題ということ。 真ん前の席だったもので、疲れてきて最後集中が途切れてきたことがバレ…
奈良高畑教会では、3回にわたってマタイ受難曲を聴く会が開催され、これに参加しました。演奏会の映像をプロジェクターで教会の正面の壁に映しました。ドイツ語で歌われますが、画面に日本語訳が映し出されるので何が歌われているのかもすぐ分かり、対訳表など必要なくイエス様の受難物語の中に入るという貴重な体験を得ることができました。牧師の藤川義人先生が解説をしてくださり、参考にしながら受難曲の世界を堪能できました。 このマタイ受難曲の初演は、教会の日曜の礼拝の中で行われたようです。演奏は3時間近いですから、その礼拝に出席した人は驚いたことと思います。聞くだけでも大変ですが、聖書の言葉が歌われ、会衆が親しんでい…
こんにちは。 オヤツメモ てぬキッチンさんのレシピ本を購入して以来、手作りおやつ製作の頻度が上がっている。 ゆうべは「世界一簡単なオーブンを使わないバナナケーキ」を作った。 【240万回再生超】『世界一簡単なバナナケーキ』のオーブンを使わないレシピNo-oven version the world's easiest banana cake - YouTube 潰したバナナに卵とホットケーキミックスを混ぜて、レンジで数分チンするだけ。 ホイップクリームを添えて出したら、子どもたち、とくに長女さんと末っ子に大好評だったんだけど、なにしろ私が作るものだから、てぬキッチンさんの動画のように美しく仕上…
コロナ禍は、 昨年2月からだとすると1年7カ月。 以前は、 映画館に映画を観に行ったり お芝居を観に行ったり、 コンサートに行ったり、 楽しかったです。 今は、自粛生活となって、 一切行っておらず 行きたいなぁ、、、と思うのですが、 我慢の日々。 その代わり、 家に居ながらにして楽しめる 配信を楽しむようになりました。 感染の心配もせずに楽しめるので、 コロナ禍にあって、 うれしいことの1つです。 そのライブ配信公演で、 楽しみにしている公演があります。 今度、9月9日に、 江原啓之さんのクラシックの ライブ配信 「感染症に立ち向かう大村智記念研究所募金(イベルメクチン)支援 チャリティー・ラ…
わたしの応援するチームはみい〜〜〜んな勝負弱い。 負けないくても良さそうな試合で負ける。 勝とうという気迫が見えない…(ディエゴだけは見える) 負けないまでも勝てない。 負けそうな試合ではきっちり負ける。 悔しいよう… と、そんな時は他のこと考えましょ。 もう2週間前のことですが、アップしてなかったので。 4月3日、イースターの前日。 聖書ならばイエスさまがまさにお墓に入っていた、そんな日。 サントリーホールで、恒例のバッハ・コレギウム・ジャパンのコンサート マタイ受難曲 がありました。 新型コロナのさらに新型、変異株なるウィルスが東京でも暴れ出し、心配なところではありましたが、わたしの体調は…
LA FOLLE JOURNÉE AU JAPON の今年のテーマは「バッハとヨーロッパ」。すべて聴きたいぐらいだったが、懐具合的・物理的に無理なので、迷いに迷った末最終日の『マタイ受難曲』を選択。終わるのはPM11:00…終電ギリギリなのでは。都市部住まいの田舎者にはやや辛い。しかし、ミシェル・コルボ指揮、ローザンヌ声楽・器楽アンサンブルの「マタイ」を通常の半額以下で聴けるなんて滅多にない好事です。 2005年に同じ面子の「マタイ」をサントリーホールに聴きに行き(S席で倍以上の金額、席も1階18列などという素晴らしいお席)、感動のあまり号泣した記憶が未だ鮮明のまま脳裡にある。もうほとんど嗚咽…
バルセロナにガウディの建築を見に行きました。まず、サグラダ・ファミリアから。この教会は未完成です。2026年に完成する予定とのことです。季節は夏、お昼頃の時間を予約しており、戸外に居ると直射日光が痛いくらいです。日本のように湿度がないので過ごし易いです。 サグラダ・ファミリアには3つのファサードがあります。このうち、「栄光のファサード」は現在完成していません。「生誕のファサード」が一般観光客用の入り口となっていて、まずここから見ました。イエスの生誕をテーマとした彫刻で飾られています。3つのファサードのうち、ガウディ自らが彫刻したのは生誕のファサードだけです。入り口には扉が3つあり、それぞれツタ…
まもなく師走ですが、なんとも温かな気候ですね。 さて、宗教曲が大好きな私ですが、超有名な宗教曲で2曲ほど自分の中でしっくりこないものがあるんです。 1つ目がバッハの「ミサ曲ロ短調」。そしてもう1曲がベートーヴェンの「ミサ・ソレムニス(荘厳ミサ曲)」です。 バッハもベートーヴェンも基本的には大好きなのですが、なぜかこの2曲の”響き″がしっくりとこないんです。感覚論で申し訳ないのですが、要所要所で自分にとって心地よくないハーモニーが聴こえてくる気がします。決して調性の問題ではないと思います。特にベートーヴェンの「ミサ・ソレムニス」はなぜかなかなか聴こうとしなかった自分がいました。ベートーヴェンの大…
フランスの古楽器オーケストラ、レザール・フロリサンによるヨハネ受難曲。指揮は創設者のウィリアム・クリスティ。 この東京オペラシティでの公演で感じられるのはレザール・フロリサンのほんの魅力の一端でしかないのだろうなと感じさせる、奥深い公演だった。 ウィリアム・クリスティの手の動き含めた身振りが優雅で美しく、合唱と楽器とが溶け合うように感じられる。エヴァンゲリストを除くソロの人たちも出番以外は合唱に加わる。レイチェル・レドモンドのソプラノが個人的にはとても美しくて好きだった。 レザール・フロリサンはウィリアム・クリスティによって1979年に設立された古楽器オーケストラ。バロック音楽を中心としたレパ…
仕事で市の関係機関に出掛けたらJ.S.バッハ「マタイ受難曲」のコンサートチラシが掲示されており、仕事そっちのけ!?でチケットを購入してきました。 長野県民をメンバーの中心に活動をしているアマチュアの合唱団「信州楽友会」の主催事業とのこと。 演奏者はこちらのチラシをご覧下さい↓ 実演できくのは15年くらい前に故・磯山雅さんのレクチャー付き演奏会以来。 地方都市できける機会は少ないので、こういった活動をしていただけるのは感謝です。 人生においても音楽をきこう!と思ってもこの芸術作品は気軽にきくことはないので、改めて手持ちのスコアと書籍やディスクで勉強中です。 やっぱり磯山雅さんの著作からは学ぶこと…
今週は先日投稿したカール・フリードリヒ・アーベルの生誕300年を記念して、彼の音盤・作品紹介とさせていただきます。 以前のブログで投稿した通り、彼はヴィオラ・ダ・ガンバ(イタリア語で、ドイツ語ではガンベ=Gambeとなるそうです)奏者として活躍をしておりました→ rochade.hatenablog.com 下はヴィオラ・ダ・ガンバと写るアーベルの肖像画 しかし、彼の時代はバロック時代が終焉となり、前古典派といわれる時代になっており、そのヴィオラ・ダ・ガンバという楽器廃れていく時期とも重なり、アーベルは最後のヴィオラ・ダ・ガンバ奏者と言えるかも知れません(ある意味、絶滅危惧種のような存在だった…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 音楽家フォルケルの手に成る本書(1802)は、バッハの生涯を略述した上で、作品、作曲の方法、演奏の仕方、弟子の養成等について語り、ドイツの国民的財産としてのバッハを顕彰した最初の本格的評伝。諸処に挿入された訳注によって、19-20世紀のバッハ研究の変遷を辿ることができ、恰好の入門書ともなっている。 音楽学の創始者として名を知られるヨハン・ニコラウス・フォルケル(1749-1818)は、靴屋の息子として生まれました。ドイツのバイエルン州メーダーで過ごした彼は早くから音楽に関心を持ち、また良きオルガニストの元で学びました。彼の才覚はすぐに現れ、十…
バッハのマタイ受難曲、3時間を超える大曲です。 キリストの受難、ペテロの嘆き、ユダの後悔、愚かな民衆の怒り、全編悲しく残酷な物語です。 なのにバッハは美しいアリアや、かっこいいコーラスで聴く人を魅了します。 美しくて良いのだろうか、かっこよくて良いのだろうか、どんな気持ちで書いたのだろう。 バッハ最晩年、我々には見えていないものも、きっと見えていたに違いありません。 100歳の作家が、死を迎えるにあたって思うことを書いています。 「人生は美しいことだけ憶えていればいい。 苦しいことの中に美しさを見つけられればもっといい。」
この週末は大江健三郎と吉田秀和を再発見というか、大江に関しては新発見した。このことによって、一昨日と昨日の土日は、いつまで続く(続けられる)かは全くわからない今後の人生において大きな転換点になるかもしれないと思った。 まず大江健三郎については、彼が亡くなった今年、2023年中に1冊は読もうと思っていたが、7月下旬に小川町の三省堂書店仮店舗で買った『万延元年のフットボール』 (講談社文芸文庫1988, 単行本初出講談社1967)をようやく読了した。 bookclub.kodansha.co.jp 最初は第1章をほとんど読み進めることができず、そののちにようやくエンジンがかかってきたかと思いきや、…
今週は先月投稿しましたアーノンクール/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団による未発表放送録音集の完聴記シリーズVol.2(CD3・4)にお付き合い下さい。 曲目はハイドンのオラトリオ「天地創造」Hob.XXI-2の全曲です。 演奏データは以下の通りです。 (ソプラノ):ドロテア・レシュマン (テノール):カート・ストレイト (バリトン):アンソニー・マイケルズ=ムーア アルノルト・シェーンベルク合唱団 録音:2000年10月22日 アムステルダム・コンセルトヘボウ(ライヴ) 現代オーケストラでありながらも、フレージングなども徹底した古楽奏法を身に付け、アーノンクール節の表現もするこのオーケスト…
こんにちは! Golden Hearts Publicationsの梅本です。 週に1曲、Golden Hearts Publications作品をご紹介していきたいと思います。 少しだけ、お時間をください! 今日は先週に続きクリスマスの曲を。 小國晃一郎氏編曲のフレキシブル4重奏作品、ヘンデルの「ハレルヤ」のご紹介です。 youtu.be youtu.be youtu.be 演奏時間:約3分30秒 ■楽曲について: ヘンデル(Georg Friedrich Handel, 1685~1759)によるこの作品は、バッハのマタイ受難曲、ヨハネ受難曲と並んでよく知られた宗教的作品です。クリスマスシ…
吹奏楽のたどってきた道について、具体的な楽曲というものが残っていない時代にまでひとまず遡るとして、管(打)楽器はおもにその音量ゆえに、権力者がその威を振るう必要がある場面、あるいはそこまでいかなくとも共同体の結びつきと関わるかたちで役立てられてきたことが多いとは言えるでしょう。遅くとも古代エジプトではリード式・エアリードによる笛、リップリードによるラッパが揃っており、後年の用法につながるような、軍楽としての制度的な利用も現れていました。ギリシアやローマにおいても軍楽などで金管楽器の活用がみられたほか、アウロス aulos もしくはティビア tibia(おもに二股状のリード楽器)のさまざまな用例…
231028 4月にマタイ受難曲を初めて歌いましたが、その団体が半年後に、今度はヘンデルのメサイアを演奏しました。知り合いが多数出演しているので、早めに行って、2階最前列、やや下手(客席から見て左)に陣取りました。これは大正解!見やすいこと!手前にマエストロ、中景にチェンバロの早川揺理さん、そしてその後ろにいる合唱団という具合に見渡せる位置でした。 プログラム片手に、オペラグラスを別の手にして、視覚、聴覚総動員で、じっくりと鑑賞しました。マタイ受難曲の時の団員のかなりの方々が出演されています。マタイ受難曲も長かったけど、これも途中15分の休憩を挟んで、午後6時から8時52分まで。ずっしり受け止…
*今週は息子の野球応援などでブログを投稿する時間がありませんので、以前別ブログに書いたものを再校正にて投稿とさせていただきます。 今年はドイツ出身の指揮者ヴォルフガング・サヴァリッシュの生誕100年(1923年8月26日)&没後10年(2013年2月22日)になります。 彼は教師のような風貌で指揮姿もとてもわかりやすく、典型的なドイツのカペルマイスターを思わせました。 演奏家を外面からの思い出から書き始めるのも申し訳ないのですが、私のサヴァリッシュの印象として残っているのはまずそのことであります。 当時、同世代に個性的な演奏家が多い中ですっかり忘却の彼方にいっていますが・・・特に晩年は健康状態…
私の偏愛指揮者のひとり、ニコラウス・アーノンクールさん。 晩年には巨匠指揮者扱いとなっていましたが、私が音楽をきき始めた1990年代初頭はまだまだ「くせ者指揮者」という扱いでしたが、NHK-FMやTVの放送で結構なライヴ演奏が放送されていました。 好きなようにディスクを購入することのできなかった中学生~高校生頃はそういった放送が音楽をきく重要な手段で、きける作品もハイドン~モーツァルト~ベートーヴェン~シューベルト~シューマン~ブラームスといった王道のレパートリーが中心だったのでエアチェック(死語!)しては繰り返しきいていました。 ただ、残念なのは最後となってしまった2010年の来日公演をきく…
▼アート脳を描写する神経美学(ブログの枕単編) 今回も公演数が多くなりましたので、ブログの枕は単編にします。前々回のブログ記事では現代アートの歴史を簡単に俯瞰しながら美意識の拡張について触れましたが、今回はその続編として最先端の学問である神経美学の概要を簡単に概観しながら美意識の拡張について触れてみたいと思います。現在、「美」に関する普遍的な定義は存在しませんが、「分析美学」(1950年頃に生まれた分析哲学の手法を用いて「美」の主観的な側面を扱う哲学的なアプローチ)や「神経美学」(2000年頃に生まれた脳科学や心理学の手法を用いて「美」の客観的な側面を扱う科学的なアプローチ)などの学問領域で「…