Manon Lescaut アべ・プレヴォーの小説。
マノン・レスコー (岩波文庫)
マノン・レスコー (新潮文庫)
Manon Lescaut
1893年初演のジャコモ・プッチーニのオペラ。 1731年発表のアベ・プレヴォーの長編小説「マノン・レスコーと騎士デ・グリューの物語」をジュゼッペ・ジャコーザとルイージ・イリッカが台本化。 男を破滅させる女(ファム・ファタル)、マノン・レスコーと、彼女に破滅させられた男の物語。 騎士デ・グリューも同様に彼女に翻弄されるが、彼女の死を見届けて物語は終結する。
8月31日(日)の午後に、かつしかシンフォニー・ヒルズでエルデオペラ管弦楽団主催のオペラ「マノン・レスコー」を見る。プッチーニの方だ。コンサート形式で、15時開演、20分間の休憩を二回挟み、終演は18時少し前だった。かつしかシンフォニーヒルズは1300席程度のコンサートホールだが、9割程度は入っていた。 8月は暑いし、夏枯れで見たい演目があまりないので、外出を控えていたが、8月末ならば少しは暑さも和らぐだろうと考えてチケットをとったが、大きな間違いで、ものすごい暑さ。青砥駅から10分かからない場所だが、日傘をさして歩いていったが、汗だくになってしまった。 エルデオペラの存在は知らなかったが、も…
当ブログでは、私が読んだ本(おもに小説)について自由に語ることがあります。ただの趣味ブログなので、本が好きな方や私のことを知りたい方向けです。 2025年最初の1冊が「マノン・レスコー」だった。買ったのはおそらく1、2年前で、本棚に長らく積まれていた。どこかでこのタイトルを知って興味を持ち、どこかの古本屋で買った。積まれている順番的にもう少し後で読むつもりだったが、縁があってこのタイミングで読むことになった。話は2冊前に読んだ本にさかのぼる。昨年11月に諏訪哲史の「アサッテの人」を読んだ。その作家は恩師である種村季弘という文学者に読んでもらうためだけにその作品を書いたという。種村季弘という人を…
★この記事を読むと、情熱的な愛と破滅的な欲望を描いた古典文学の名作『マノン・レスコー』が読みたくなります。 ★詳細はこちら→『マノン・レスコー - Wikipedia』 ★詳細はこちら→『アントワーヌ・フランソワ・プレヴォ - Wikipedia』 リンク Kindle版(電子書籍)はコチラ→『マノン・レスコー (光文社古典新訳文庫)』 【あらすじ】 『マノン・レスコー』は、18世紀フランスを舞台にしたアベ・プレヴォの物語です。若い貴族デ・グリューは、美しい少女マノン・レスコーと出会い、彼女に恋をします。二人は互いに惹かれ合い、逃避行を続ける中で様々な試練に直面します。 デ・グリューはマノンの…
スタッフ振付 Kenneth MacMilan音楽 Jules Massnet 監督 Pierre Dumoussaud キャストマノン Ludmila Paglieroデ・グリュー Marc Moreauレスコー Francesco Mura(L'Histoire de Manon-Opéra national de Paris) マスネのバレエ、マノン。振付はケネス・マクミラン。最終日に鑑賞。 行く前はそんなに乗り気ではなかったのだけれど、行って良かった。美しい舞台を、ガルニエの舞台で観られてもう大満足。オーケストラも良いだろう、マスネの音楽が素晴らしい。日や席を変えて、何度でも観たいと思…
「ねえ、きみ」と私は答えた。「だからこそ、ぼくはみじめなんだよ。弱いんだよ。ああ! それはぼくにだってわかっている。ぼくは頭で考えているように行動しなければならないのだ! ところが、ぼくにはそれだけの実行力があるだろうか? マノンの魔力を忘れるにはどれだけの助けが必要だろう?」(p.130) 若き騎士・グリュウ君が、マノン・レスコーという名の美しい女性に惚れてしまったばっかりに、運命の怒涛の渦の中に我が身を投じることになって、その顛末を、金持ちの作者に語り、作者はそれを記した、という小説。 グリュウ君によれば、マノンという女性はそれは美しく、まさに魔力的な魅力の持ち主だそうである。 そしてまた…
こんにちは、ボタンです。 今回は、20世紀に活躍した画家、アラステア(1887-1969)をご紹介します。 画家としての名前はアラステア(Alastair)。 本名はハンス・ヘニング・ヴォイクト(Hans Henning Voigt)です。 ドイツの裕福な貴族の家柄出身……?らしいのですが、「ドイツ人ともハンガリー人ともいわれる」と別の本には書かれていたりします。 日本ではあまり知られた存在ではない、はっきりいって謎多き画家です。 その1 アラステアの画家人生 私はこの画家のことを、オーブリー・ビアズリー(1872-1898)のことを調べる過程で知りました。 ビアズリーといえば、世紀末を代表す…
本日…「ポーの一族」12時公演(前楽)を観てきました。 配信より、ずっとずっと感動しました! やっぱり生はいいわ♪ 感想はまた明日書くとして… 帰りの電車で知った 星組、夏の外箱公演のラインアップについて認めておきます。 1️⃣ VERDAD(ヴェルダッド)!!』—真実の音— 作・演出/藤井 大介 2021年7月2日(金)~7月10日(土) 舞浜アンフィシアター 主演・・・礼 真琴、舞空 瞳 礼真琴の「真」 まこと「真実」をスペイン語でVERDADって言うんですね。 更に~ Rey って、スペイン語で「王(キング)」の意味があるとは!! なんと好都合w 懐かしの!! 思い出の!!みりおちゃん(…
うちの庭のアゲラタム今年植えましたが、長いこと元気です。 ラテン語のa否定 geras古くなる古くならないと言う意味。 花期が長く、鮮やかな色を保つのでアゲラタムと言う名前がついたそうです。 メキシコ原産、キク科、和名はオオカッコウアザミ。アザミの一種です。 ヨーロッパへは1789年に中国からキクがもたらされました。 が、人気は出ることなく数十年経過します。 1860年に幕末の日本を訪れたイギリス人のロバート・フォーチュンが、翌1861年に様々な品種をイギリス本国に送ったことで、流行に火が付きました。 以後イギリスを中心に、ヨーロッパ各地でも菊の育種が盛んになりました。 特にイギリスでは、園芸…