マリー・ローランサン

(アート)
まりーろーらんさん

Marie Laurencin (1883−1956)。

20世紀初頭から中盤のフランスを代表する、女流画家。夢見がちな少女時代の後、有名なモンマルトルの集合アトリエ、「洗濯船」で製作を続ける。こうして、彼女の周りで、フォーヴィズムやキュビズムといった前衛的な流れは起こりつづけたが、彼女自身は、憂いを秘めた女性像を描き続けた。プーランクのバレエ「牝鹿」の舞台の衣装や背景も担当したことでも有名。

詩人のアポリネールと付き合っていたこともあるが、あやうくなっていた関係は、詩人がモナリザ盗難事件の被疑者となったときに潰えた。

その後、ドイツ人男爵との結婚やスペインへの亡命、離婚を経験。パリにふたたび戻ったローランサンは、作風を転換させ、以後、やさしいばら色と、灰色や白、黒を基調にした物憂い女性や少女像を描き続け、社交界を中心に人気画家となった。その一方で、ココ・シャネルの肖像画を、受け取り拒否されたことは有名。ローランサンの秘められた感情を、シャネルが拒んだからとも言われる。

ローランサンは生来、同性愛的な傾向も強く、生涯、ほとんど男性を描くことはなかった。例外的に、詩人のジャン・コクトーの肖像を残しているが、それも彼の中の女性性に惹かれて描いたという。

73歳でパリにて死去。

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