Marco Bellocchio
イタリアの映画監督。ドキュメンタリー作家。オペラ演出家。 主な作品に「ポケットの中の握り拳」「中国は近い」「愛と怒り」「父の名において」「凱旋行進」「虚空への跳躍」「ヘンリー4世」「肉体の悪魔」「サバス」「審判」「蝶の夢」「乳母」「母の微笑み」「夜よ、こんにちわ」など。
肉体の悪魔 [DVD]
Prince of Homburg [VHS]
The Conviction [VHS]
The Eyes, The Mouth [VHS]
夜よ、こんにちは [DVD]
China is Near
Score
La Nourrice
エンリコ四世 [DVD] マルチェロ・マストロヤンニ Amazon マルコ・ベロッキオ監督 84年 ハインリッヒ4世の扮装をしている時に落馬、その後20年間ハインリッヒ4世として振る舞い続けた男の話。 ハインリッヒ4世は世界史に出て来た「カノッサの屈辱」を受けた王であり、「精神異常」って何なのか、線引きして治療って何なのかということを、ハインリッヒ4世と絡めて描いてあり、マストロヤンニの好演でそれがストンと胸に落ちる。 イタリアの古い建物と思しき場所での撮影も隙がなく、ピアソラの音楽もはまり、濃い映画体験ができた。(尺も長くなく理想的)
69年 イタリア映画 5人の監督によるオムニバス 一作目「無関心」カルロ・リッツァーニ 社会心理学で習ったみんなが目撃していたがために逆に誰かが助けるだろうと結局誰も助けなかった事例のような話からスタートしつつ、ちょっと面白い話に 二作目「臨終」ベルナルド・ベルトルッチ 臨終近いある老人 隣室で老人に色々なことを訴えかける人々 その熱量ゆえ新興宗教かと思いきや。。というところでオチ 誰にでも一人になりたい時がある、という風合いでちょっと良かった。 三作目「造花の連なり」パゾリーニ 若者が大きな造花を持って屈託なく歩いているところに重なる戦禍の映像 「平和ボケ」って言葉昔は良くきいたけど、そっち…
楽しい楽しい夏休みも終わってしまいました。 会社に行かなくていい、というだけで、人生の質がまるで変ったかのようです。午前中は柔軟体操をしたり日課をすませ、午後はベランダで本を読んで、ギターを弾く。それから夕飯を作ってワインを飲んで寝る。定年になったら毎日をそうやって過ごすのが今から待ち遠しくてなりません。 仕事が始まった今朝は久方ぶりに登る朝陽を見ました。それだけは悪くありません。 自民党の総裁選も酷い顔ぶれが並んでいます。石破や河野は論外ですが、統一教会とべったりの小林をやたらとマスコミがプッシュしているのが気になります。今朝もXでトレンドに上がってましたし。テレビもこの調子で、候補者らの情…
今日は午前中たまりにたまった新聞を全部読破。別に読まなければ捨てちゃえばいいじゃんという考え方もあると思うが、でも習い性で目を通さないと何だか落ち着かない。自分に読むというルールを課しているというかんじか。どんなに遅くなっても新聞には目を通す。 昨晩ふと思いついて、マルコ・ベロッキオの「夜の外側」を見に行くことにした youtu.be いやはや。長い。前編後編の二部構成。前編後編はそれぞれ3部ずつに分かれているから、全部で6パート。上映時間は全部合わせて、約340分、5時間半を超える超大作だ。自分が見た映画の中で長いものといえば、 「旅芸人の記録」(言わずと知れたテオ・アンゲロプロスの名作)が…
「1980年代初頭のイタリア。マフィアの争いが激しさを増す中、パレルモ派の大物であるブシェッタはブラジルに逃走。祖国に残された家族や仲間はコルレオーネ派に報復され、ブシェッタも逮捕されてイタリアに引き渡される。帰国したブシェッタにマフィアの撲滅を目指すファルコーネ判事が協力を依頼。麻薬取引と殺人が横行する犯罪組織コーザ・ノストラに幻滅していたブシェッタは、判事への協力を決意す」シネマトゥデイ 知った顔がないので、ハリウッド映画のような派手さはありません。 そういった意味では少し退屈でした。 展開的にはわかりやすいです。 それでは・・・。 2019年 イタリア / フランス / ブラジル / ド…
シチリアマフィア界の大物幹部やファミリーが勢ぞろいする夜の煌びやかなパーティ。表向きは穏やかな雰囲気を醸し出しているが、パーティを名目にしてマフィア組織の二大勢力の仲裁を試みるパレルモ派大物ブシェッタは会場の随所に不穏な空気を感じ取る。建物内の賑やかさと建物外の静寂さを交互に見遣る、ブシェッタの緊張感をともなった視線の動きを丁寧に追うシーンはベロッキオの過去作品から抜き出された幾つかの印象的なシーンと交錯するように僕の脳内にオーバーラップされてくる。登場人物の情動の初期段階に生起する心の機微を周辺の事象と織り交ぜながら穿つ巧みな描写にはベロッキオならではの、ただならぬ不吉な予感が映画の始まりに…
山本夏彦曰く、「人生は些事から成る」。とすれば歴史もまた些事により動く、と言ってよいかどうか。 そうかも知れない、と本書を読み終えた人の多くは思うだろう。舞台は一九世紀のイタリアはボローニャ。ある夜、ある一家のアパートに、複数名の警察官が突然おとずれた。おびえる両親に警察官は告げる―あなたの息子さんを我々の保護下におかねばなりません。 両親から日常的に虐待を受けていたのか、と思うのは二一世紀の日本人だからである。この一家はユダヤ人で、当然問題の男の子、エドガルド・モルターラもユダヤ人(だから、もちろん、というより、つまりはユダヤ教徒)。そのエドガルドはキリスト教の洗礼を施されたらしい。よって彼…