承認欲求が導く転落の物語を実体験から描いた戦慄のサスペンス 「認めてほしい。ただその一心で始めただけなのに、どうしてこんなことになってしまったのだろう」 自分自身を認めてもらいたい。 その純粋な欲求が、一人の女性を破滅へと導いていく。 西尾潤さんの『マルチの子』は、著者自身のマルチ商法経験を基に描かれた、現代社会の闇に迫る衝撃作です。 マルチの子 (徳間文庫) あらすじなど 著者自身の壮絶な実体験から生まれた「超リアル」な描写 実体験だからこそのリアリティ 傍目には理解できない「渦中の景色」 大藪春彦新人賞受賞作家の第二作として 期待の新鋭作家・西尾潤 話題を呼んだ受賞歴 各界からの推薦コメン…