バイクはオフシーズンでネタがあまり無いのでヨタ話を。 大藪晴彦の小説「汚れた英雄」。 北野昌夫がレーシングライダーとして頭角を現してMVアグスタを駆って世界GPでチャンピオンを獲得し、死すまでの物語。時代背景は1950~60年代であるものの(執筆も1960年代後半)全く古さは感じず、読んでいてグイグイと物語の世界に引き込まれます。初めて読んだのは高校生の時で今でもたまに読み返したりする大好きな小説です。全4巻の大作なんですが、残念ながら今は絶版となっているようで、古本でも入手するのは難しくなってきているようです。 この小説の中で重要な舞台がマン島TT。この小説を読むまでマン島TTレースの事は知…