G7広島サミットの関連でだろう、米国マイクロンテクノロジーの広島新工場に日本政府から2,000億円が支援されることになった。米国のエマニュエル大使は、 「中国の威圧に対抗する先例となる」 と賛辞を送っている。そこで何が製造されるかというと、DRAMである。かつて日本が半導体王国だったころの主力製品は、高品質のDRAMだった。しかしその「栄華」は長く続かない。 半導体技術者でジャーナリストである湯之上隆氏は、昨年衆議院の「科学技術・イノベーション推進特別委員会」で、以下のような意見陳述をしている。 ①日本のDRAM産業は、安く大量生産する韓国の破壊的技術に駆逐された②日本半導体産業の政策について…