3.5 なぜ配給会社の命名センスにいちいち気分を害されなければならないのかという話です。 この映画の邦題は“それでも私は生きていく”です。 悲しみや苦難を乗り越えると次のがやってきてそれを乗り越えると次のがやってきて──そのような状況を“それでも私は生きていく”と言いたいのでしょうが、だいたいにおいて人生はそのようなものであり、言うなればわたしたち全員が“それでも私は生きていく”わけです。 原題Un beau matinを翻訳機にかけると「ある晴れた朝」と出ました。英語タイトルもそれを英訳したOne Fine Morningですし中国圏タイトルもそれを繁体字にした美好的早晨です。 にもかかわら…