ミウラさんの友達

益田ミリさんの「ミウラさんの友達」を読みました。 作者に言わせれば これは初めてのＳＦなんだそうです。 すっごく よかったあ。 益田ミリさんの漫画デビュー２０周年記念作品なんですって。 主人公は ミウラさん。 つい最近 友達と仲違いしてしまい 会わなくなっていました。 そんな時に ミウラさんは ５つの言葉しか話さないというロボットを買って 一緒に暮らすことになります。 身長１６０cmの 「トモダチ」というロボットです。 「トモダチ」は５つの言葉しか話しません。 ４つは設定済みで あと１つは購入者が設定することができます。 さて ミウラさんは どんな言葉を設定したでしょうか。 そして設定済みの言…

しみじみとパンチの効いた漫画だったよ… 益田ミリ著「ミウラさんの友達」（マガジンハウス・税込1430円） 大切な関係だって 小さなヒビから パリンと割れてしまう 友達って むずかしい （マガジンハウスHP・内容紹介より） 主人公のミウラさんは、５つの言葉しか話さないロボット「トモダチ」とのルームシェアを始めます。ほのぼのとしたタッチで描かれる、ちょっと不思議な日常。 物語は終始、穏やかに進むのだけれど、 端々に「小さなヒビ」から「うまくいかなくなってしまったリアルな友人関係」が顔を覗かせます。 「トモダチ」が発するのは、作者（この人物とミウラさんの関わりが、また絶妙。）がプログラミングした４つ…

・ミウラさんの友達 益田ミリ／著 ・半分コ 短篇集 出久根達郎／著 ・雲を紡ぐ 伊吹有喜／著 ・静かな雨 宮下奈都／著 ・ラボ・ガール ホープ・ヤーレン／著 ・７０歳からのおしゃれ生活 中山庸子／著 ・みちくさ道中 木内昇／著 ・泣いてちゃごはんに遅れるよ 寿木けい／著 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ なんとなく、落ち着いた読書だったなと思うのは、 秋という季節だからでしょうか。 雑音の少ない言葉のつらなりを追っていたようです。 何かを得たくて読んでいるばかりではないけれど、 心に残る言葉に出会うというのが読書の楽しみです。 10月も最後の一日になりました。 今年があとふた月で終わってしまうなんて、 信…