今年最後のシュミテンである。9時20分くらいに到着し、先輩方としばし閑談。心持ち人数は少ないかと思ったが、10時直前になってどんどん伸びたから全部で50人から60人くらいがならんでいたろうか。残念ながら検温して荷物を預け次第の入場となっていたので順番の恩恵がモロにでてしまったが、そもそもフソウさんの棚が少ないこともあって、掘り出してゆく楽しみは十分に味わうことができた。 ①谷崎潤一郎『羹』(春陽堂)大2年1月20日3版, 橋口五葉扉絵 2500円 初っ端、といっても前方の面々がすでに一巡は漁ったであろう棚からの1冊目。後版となる文庫大の版は裸で持っていたけれども、やはり『羹』と言えば五葉の扉絵…