Michel Houellebecq フランスの作家・詩人。
1958年フランス海外県レユニオン島生まれ。国立高等農業学校卒業。
20歳の頃より詩作活動を始め、1991年にH・P・ラヴクラフトの評論と初の詩集『Rester vivant 生きて在りつづけること)』を発表。続く詩集『La Poursuite du Bonheur(幸せの追求)』がトリスタン・ツァラ賞を受賞する。
1994年に小説第一作となる『闘争領域の拡大』で、その特異な才能と世界観が注目を浴び、カルト的な人気を博す。
1998年に発表した初の長編『素粒子』はフランス文壇を揺るがせる事件といわれ、30ヶ国で翻訳された。その後写文集『Lanzarote(ランサローテ)』を経て2001年に『プラットフォーム』を発表。期せずして現実の事件と重なったことで、裁判沙汰になるほどの驚異的な論争を巻き起こした。