●ミシェル・ルグラン Michel Leqrand (みしぇる・るぐらん) 映画音楽家/ジャズ・ミュージシャン/アレンジャー/コンポーザー *ディジー・ガレスピー楽団出身 代表作:『シェルブールの雨傘』『ロシュフォールの恋人たち』『華麗なる賭け』(各・サントラ) 『ルグラン・ジャズ』 (リーダー作/マイルス・デイヴィス/ジョン・コルトレーン他客演)
1964年のフランス製作の長編劇映画。 監督がジャン=リュック・ゴダール。 ヒロインがアンナ・カリーナ。 音楽がミシェル・ルグラン。 男二人に女一人の恋愛や犯罪もの。 最初はアンナ・カリーナ演じるオディルはアルチュールが好きだったが、暴力を振るわれたり、冷たくあしらわれたりして、最後にはフランツのほうが好きになっていく。 それにしても最初の頃フランツにものすごく冷たいところがありありと表されていてすごい。例えば、煙草をフランツが差し出しても全然吸わないのがアルチュールが差し出すとすぐに煙草を吸ったり。 カフェで三人が踊るところがすごく素敵。 何のダンスなのか私には分からないが三人とも同じダンス…
「この曲弾いてみたい」と思ってくれたらいいな 酷暑の2024年夏を思い出す ミシェル・ルグランとスカルラッティはジャズになるのか? 【演奏動画】「The Summer Knows」 「この曲弾いてみたい」と思ってくれたらいいな 引き続きクリスマスパーティーの話題である。 パーティーの最中、会場の端っこに陣取った私とジャズ友たちはプログラムの曲名を見ながら、「この曲知っている」「この曲知らない」「この曲って、あれとちゃうの?」とか品定めをしていた。 途中、私がふと、 「結局、私らが弾いている曲を聴いて、『あ、この曲いいな』とか『この曲やったら私もやってみたいな』とお客さんが思ってくれたら大成功と…
秋集め。 昨日は買い出し前に 十八珈琲さんへ。 苦味の飲み比べで ブラジルのショコラとトロピカルを。 朝のひと時をゆっくり楽しんだ。 十八珈琲さん、 昨日もありがとうございました。 土曜から朝食と一緒に カクキウェンズデイさんのグラノーラを とても美味しくいただいてる。 大好きだし栄養もあるので、 食べ切る前に補充しないと。 一昨日のマルシェで入手した一枚と。 ジャンルとしてのジャズには 興味は無いけど、 ジャズ的な匂いが強くありながら 少し異物感もあり、 さらには異物感がありながらも 品がある感じが自分はとても好きだった。 こんな出会いには感謝しかない。 今朝の体重は48.2㎏。 秋を集めつ…
1967年のフランス映画「ロシュフォールの恋人たち」(Les Demoiselles de Rochefort) ミュージカル映画の傑作「ロシュフォールの恋人たち」 ダニエル・ダリューが歌うイヴォンヌの歌 婦人奥様はそんなに可笑しいか? 選択的夫婦別姓は日本で実現するのか? ミュージカル映画の傑作「ロシュフォールの恋人たち」 これまでこのブログで映画「シェルブールの雨傘」について多分2,3回は記事にしているのに、同じカトリーヌ・ドヌーヴ主演、ジャック・ドゥミ監督、音楽担当ミッシェル・ルグランの「ロシュフォールの恋人たち」には言及したこともなかった。 なぜか? 「ロシュフォールの恋人たち」は音楽…
「Watch what happens」は映画「シェルブールの雨傘」挿入歌 オリジナルとリメイクはどこが違うか? 【演奏動画】「Watch what happens」 「Watch what happens」は映画「シェルブールの雨傘」挿入歌 きょうはきのうの記事に続いて、またまたジャズの話題である。 アンサンブル練習会で「The Old Folks」の次に弾いたのは、ミシェル・ルグランの「Watch what happens」。 この曲については下記の過去記事でだいたいのことは書いてしまった。 いわく、映画「シェルブールの雨傘」挿入歌で、オリジナルはゆったりとしたテンポで宝石商カサールさんが…
1971年のアメリカ映画「おもいでの夏」(Summer of '42) ミシェル・ルグランを全曲踏破したい 映画「おもいでの夏」はどういう映画か ミシェル・ルグランのジャズ風「おもいでの夏」 アレクサンドル・タローのコンチェルト風「おもいでの夏」 ミシェル・ルグランを全曲踏破したい 私はミシェル・ルグランが大好きなので、彼の主要な曲は踏破したいと思っている。 自己流で昔から弾いているのは「シェルブールの雨傘~テーマ」と「おもいでの夏」。 「What are you doing the rest of your life」はこのあいだのレッスンでやったし、今レッスン曲としてやっているのは同じくシ…
1964年のフランス映画「シェルブールの雨傘」 「シェルブールの雨傘」のテーマについて書いていなかった 「シェルブールの雨傘」でいちばん有名なシーン ミシェル・ルグランによる超絶技巧「シェルブールの雨傘」 「シェルブールの雨傘」のテーマについて書いていなかった 私の住む近畿地方でもきょうから梅雨入りとなったらしい。 それをいいことに「シェルブールの雨傘」の続きをまたまた書いているが、そのわけは「カサールの語り(Récit de Cassard=Watch what happens」について書いておきながら、それよりはずっと知名度の高い、いわばこの映画のテーマソングともいえる「あなたなしでは生き…
たぶんミシェル・ルグランが一番好きな作曲家 What are you doing the rest of your life 和訳挑戦 「What are you doing the rest of your life」聞き比べ 私が弾けば演歌になってしまう不思議 たぶんミシェル・ルグランが一番好きな作曲家 「シェルブールの雨傘」「おもいでの夏」「ロシュフォールの恋人たち」などで音楽を担当したミシェル・ルグランは、たぶんジャンルを問わず、私の一番好きな作曲家のひとりである。 その理由はなんといっても「おしゃれ」だからだ。 そのメロディー、和音の使い方が甘すぎず、ダサすぎず、土着すぎず、お育ちが…
「シェルブールの雨傘」のスコアと対訳本 何度もみたのにまた「シェルブールの雨傘」 この一冊に映画音楽のすべてが! 主題歌が歌われるシーン 対訳シナリオでのおススメ表現 何度もみたのにまた「シェルブールの雨傘」 先日、NHK BSで1964年のフランス映画「シェルブールの雨傘」を放映していたので、ちょっと迷ったが結局録画しておいた。 ちょっと迷ったわけは、この映画はすでに少なくとも4-5回は観ており、映画中の音楽(全編ミュージカル)は iTunes に入れていて、歌詞カードを参照せずとも、一緒に歌えるぐらい聞いているからだ。 そしてこのブログでも、もう2回もご紹介している。 kuromitsu-…
Château de Breteuil wikipedia, CC BY-SA 3.0, Lien 『ロバと王女』 監督:ジャック・ドゥミ 脚本:ジャック・ドゥミ 原作:シャルル・ペロー『ロバの皮』 音楽:ミシェル・ルグラン 1970年、仏、90分 お姫様と王子がカトリーヌ・ドヌーヴとジャック・ペランというだけで、もうおとぎ話が完成していた。 NHK『グレーテルのかまど』の「恋する王女のケーク・ダムール」の回で、ケーキを作るシーンが流れた。森で王子が小屋を見つけ窓を覗くとドレスを着た美しい女性がいた。王子は、小屋の女性にケーキを作るよう使いの者を出す。王女はロバの皮から金色のドレスに着替えてケ…