●ミシェル・ルグラン Michel Leqrand (みしぇる・るぐらん) 映画音楽家/ジャズ・ミュージシャン/アレンジャー/コンポーザー *ディジー・ガレスピー楽団出身 代表作:『シェルブールの雨傘』『ロシュフォールの恋人たち』『華麗なる賭け』(各・サントラ) 『ルグラン・ジャズ』 (リーダー作/マイルス・デイヴィス/ジョン・コルトレーン他客演)
自分は音楽を娯楽として消費し始めたのはファミコン音楽が契機だった。当時から特撮やアニメなどの主題歌を鼻歌するくらいには音楽を娯楽として消費していたが、歌詞が存在せず人の声も存在しない器楽(劇伴)を鼻歌するほど好きになったのはファミコン音楽の影響である。だから、以下で紹介されている音楽を聞いた時も自分が幼少期から聞き馴染んでいる分野なので楽しく聞けた。 シンセサイザー音楽について言えば、美しさとシンプルさという点において、MSX PSGで作られた音楽の中で最も美しいのは、スペインのAlberto José González(Joe McAlby)@alberto_mcalby が作曲したゲーム「…
1996年のデビュウから2003年まで坂本真綾をプロデュースしてきた菅野よう子。彼女はサビで2小節以上の長音ソを多用する。 自分はポップスの中で2小節以上の長音ソを使うのはクラシック系の特徴と認識している。フランスの音楽家ミシェル・ルグランも、ジャンルはジャズと映画音楽だが、もともとはクラシック系の音楽学校を首席で卒業した経歴を持ち、自身が歌う最後の部分で長音ソを使っている。 素朴な疑問として、彼女はいつから長音ソを使い始めたのか。と言うのも、坂本真綾がデビュウした1996年に、彼女は小泉今日子の曲For My Lifeも提供しているが、この曲はストリングスがあるのに長音ソが使われない。 だか…
1979年の日仏合作映画「ベルサイユのばら」(Lady Oscar) 今さらなぜ1979年の「ベルサイユのばら」? この映画はなぜ大コケだったか? 「ベルサイユのばら」予告編 オスカル役カトリオーナ・マッコールの資生堂CM 今さらなぜ1979年の「ベルサイユのばら」? 1979年の日仏合作映画「ベルサイユのばら」(Lady Oscar)をみたきっかけは、先日観た「ジャンヌ・デュ・バリー」が面白かったので、フランス革命関連のものをみたくなったからである。 kuromitsu-kinakochan.hatenablog.com ちなみにベルばらと言えば、熱狂的な宝塚ファンをはじめとしてマニアがたく…
こんにちは。 少し過ぎてしまいましたが、私は12月8日という日を少々特別な日だと思っています。 理由は2つあります。 ひとつは、この日がジョン・レノンの命日、つまりニューヨークの自宅(ダコタ・ハウス)前で射殺された日だということです。時は1980年。彼にとっては、夫人であるオノ・ヨーコさんと共同で、久しぶりに新しいアルバム「ダブル・ファンタジー(Double Fantasy)」を発表し、久しく主夫業に専念していた彼がいよいよ本格的に音楽活動を再開すると期待されていた時期です。このアルバム、現在では必ずしも評価の高いものではないかもしれませんが、「スターティング・オーヴァー(Starting O…
先日 radiko でジャズの番組を聞いていたら、映画やっているからミシェル・ルグランの曲をかける・・と言ってた。知らんかった!ルグランファン(自称)なのに(^-^;。早速上映館を調べて行ってきた。 マイナーな映画なので大きな映画館ではやっていない。ちょっと都会から離れた小さなシネコン。部屋も、大きなシネコンにある小さな映写室みたいな。お客さんは、数えたら 10 人だった。土曜日なのに。 さて、映画の中身は・・、なるべくネタバレしないように公開されている範囲で。文字通り、ミシェル・ルグランの生涯をつづったノンフィクション。このような映画で共通な、かかわりがあった人々の証言で本人像にせまる構成。…
突然の雨にも要注意、島岡美延です。 人生で起こる様々な出来事、もし、自分の人生が映画になるとしたら、一番強調したいのはどんなことですか? 映画『ミシェル・ルグラン 世界を変えた映画音楽家(19日公開)』をご紹介します。『シェルブールの雨傘』(64)、『ロシュフォールの恋人たち』(67)など、映画を見ていなくてもそのメロディは聞いているのでは。 2019年に亡くなるまでの75年間にわたる音楽人生、アカデミー賞3回受賞。ルグラン本人が振り返る形で、貴重な作曲の舞台裏も明らかに。数々の栄光に輝く一方で重圧に苦悩する姿、周囲が困惑する様子も。死の直前まで日本公演に情熱を燃やすなど、親日家としても知られ…
本日はバド・シャンクです。彼については以前に「バド・シャンク・カルテット」を取り上げましたね。西海岸のアルト奏者ではアート・ペッパーに次ぐ存在で、チェット・ベイカー及びジェリー・マリガンと並ぶパシフィック・ジャズの顔として活躍しました。その後、50年代後半にウェストコースト・ジャズが下火になると、チェット・ベイカーはリヴァーサイドに、ジェリー・マリガンはヴァーヴにそれぞれ移籍しますが、シャンクだけはパシフィック・ジャズに残り続けました。ただ、音楽の内容は変化しており、60年代以降ブラジル音楽を積極的に取り上げたり、サーフィン映画のサントラを手掛けたりとオーソドックスなジャズとは少し異なる路線を…
本日はフランスの作曲家ミシェル・ルグランのジャズアルバムで、その名もずばり「ルグラン・ジャズ」をご紹介します。ルグランと言えば何と言っても映画音楽の世界で有名ですよね。1964年にカトリーヌ・ドヌーヴ主演でヒットした「シェルブールの雨傘」からは哀愁漂うテーマ曲”I Will Wait For You”にジャズスタンダード化した”Watch What Happens”が生まれていますし、1971年の映画「おもいでの夏」の”The Summer Knows”も名曲です。ただ、日本で一番有名なのは1964年に作曲した”Di-Gue-Ding-Din”ではないでしょうか?♪ディグディンディンディンディ…
もとは「ロシュフォールの恋人」の挿入歌がジャズに 「You must believe in spring」の英詩 オリジナルのフランス語「マクサンの歌」 英語とフランス語とどちらがお好き? ビル・エヴァンスの「You must believe in spring」 もとは「ロシュフォールの恋人」の挿入歌がジャズに コンサートやライブでそのときの季節の曲を取り入れるというのはよくあるのかもしれない。 私のクラシックピアノの先生のコンサート(1月)では、ドビュッシーの「雪は踊っている」というのもあったし、ジャズ師のライブ(3月)では師がソロで「春の如く」を弾き、ボーカルが「You must bel…
1964年のフランス製作の長編劇映画。 監督がジャン=リュック・ゴダール。 ヒロインがアンナ・カリーナ。 音楽がミシェル・ルグラン。 男二人に女一人の恋愛や犯罪もの。 最初はアンナ・カリーナ演じるオディルはアルチュールが好きだったが、暴力を振るわれたり、冷たくあしらわれたりして、最後にはフランツのほうが好きになっていく。 それにしても最初の頃フランツにものすごく冷たいところがありありと表されていてすごい。例えば、煙草をフランツが差し出しても全然吸わないのがアルチュールが差し出すとすぐに煙草を吸ったり。 カフェで三人が踊るところがすごく素敵。 何のダンスなのか私には分からないが三人とも同じダンス…