12月19日午後2時17分トンヘを出発し、55キロ川上の最終地ホマリンに向かった。船長は、川の流れが浅くなっている所が多いので、何としても明るいうちに着きたいと、スピードを上げた。 鶏のケージを満載して川上に向かう船 船行中に何度かベニヤ板を満載した貨物船が下って行った。それに、鶏のケージを満載した貨物船をまたもや追い越した。この数千羽の鶏を積んだ船は、最初にモーライク近くで追い越し、速度が遅いのでこれで3度目の追い越し、多分、南の町からホマリンに鶏を運んでいるのだろう。 3時10分、これまで一定の2~300メートルの川幅であったが、左岸の林の中に村があり、半島のように張り出した先端の岩の上に…