Evgeny Mravinsky (1903.6.4 - 1988.1.19)
エフゲニー・ムラヴィンスキーは、20世紀を代表する指揮者。
帝政ロシアの高位の貴族の家に生まれるが、ロシア革命で迫害され、ムラヴィンスキーの父は殆どの財産を没収され、一家はアパートで貧しい生活を強いられる。父は失意のうちにそのアパートで亡くなった。
彼は生きるため、音楽を始める。
1938年にレニングラード・フィルハーモニー交響楽団の主席指揮者に就任すると、1988年に没するまでの50年間に渡り、ソヴィエトを代表する指揮者として君臨。ロシア・ドイツ音楽を得意とし、チャイコフスキー、ショスタコーヴィチ、ベートーヴェンの交響曲において数々の名演を残している。