35年に渡り活動を続けるロックバンド。 1972年の「はちみつぱい」を母体とし、75年に「鈴木慶一とムーンライダーズ」として始動。77年に白井良明が参加して以来、メンバーチェンジなく活動を続ける。
2011年11月11日、年内での無期限活動休止を宣言。 http://moonriders.net/notice/
:2011
Ciao!
Here we go'round the disc
遂にアナログレコードプレーヤーを買い直してしまいました。およそ30年ぶりとなります。昨今のアナログブームに背を向けていたのは、単価の高騰しているレコードへの欲望を封鎖していたのが理由だったわけですが、やはりアナログ限定のソフトが出てきてしまうとどうしても手を伸ばさざるを得ない。いつでもソフトがハードを牽引するんですね。 ということで、故障していたプレーヤーを新たに購入したものに交換して、最初に聴くのはやはり正式なジャケットで再発された『マニア・マニエラ』だろうということで、早速聴いてみました。 アナログの音を段々と思い出してきましたが、やはり低音が厚いですね。この、鼓膜を揺らす感じのビートは、…
今日は楽しい三連休。 さっきまでベランダで寝転がって本を読んでました。気持ちいい。 一生ずっと三連休だったら良いんだけどなぁ。 先週末は久々にライブへ行ってきました。 東京国際フォーラムで「moonriders AMATEUR ACADEMY and more 2024」 日本最古のロックバンド(笑)、ムーンライダーズのライブです。 40年前に発売された問題作、『アマチュア・アカデミー』の記念ライブです。アマチュア・アカデミー 40周年記念盤【2枚組紙スリーブ・ケース仕様】アーティスト:ムーンライダーズPヴァイン・レコードAmazon このCDもまた!問題アリアリの作品です。 当時は80年代、…
2枚目は発売当時の渋谷公会堂でのコンサート映像となります。 一昨日観た40周年コンサートと比べると鉄骨の数が多い!大分廃墟のアジトのような、マッドマックス感が出ていて、「Y.B.J.」では鈴木慶一が銃を放つ場面もあります。メンバーの衣装は皆黒のタンクトップ。 当日は車を破壊するなどのシーンもあって、かなり暴力的な演出もあったようですが、やはりそこはムーンライダーズなので、映画のシーンから抜け出してきたかのような演劇性が前面に出てきてしまう。この辺りのギャップは『カメラ=万年筆』でのパンキッシュな振る舞いにも似ていますね。 この衣装で音楽性がパンクやハードロックだったりしたら、イメージはそのまん…
40周年記念コンサートの会場で先行販売されていた再発盤2枚組を早速入手しました。20周年記念盤も聴いていたので、アナログも含めると三度目か四度目の入手になります。 84年の発売時に自分は高校生でしたが、ムーンライダーズの作品で初めて手にした作品がこれでした。当時YMOの関連でムーンライダーズもニュー・ウェーブの一角を占めていたので、雑誌で紹介されていたのが手にしたきっかけだったと思います。 想像に反して聴きやすいアルバムだったので、逆に驚いた記憶があります。ビートニクスの1stから連想していた音はいい意味で裏切られて、結構肉感的な音に聴こえました。今から考えれば、この『アマチュア・アカデミー』…
今年2024年は『AMATEUR ACADEMY』(84年)発売から40年!ということでアルバムの名を冠したライブ開催。今年はムーンライダーズはメンバーばらけて少人数チームの「moonridersの数名による二、三の事柄」で地方に赴く、という活動が多く、全員でのホールライブはこの1回のみ(下北沢ニュー風知空知でのライブはあったけれど)。東京国際フォーラムのホールCと聞いて『Cといえどもけっこうなキャパよね』と思っていたら、わりとすぐに売り切れたようで驚く。ムーンライダーズ人気あるな~。当日入場時、ロビーにぐるぐると長~い列ができてた。 moonriders AMATEUR ACADEMY an…
ムーンライダーズの『アマチュア・アカデミー』発売40周年を記念した全曲再現ライブに行ってきました。個人的に『アマチュア・アカデミー』は初めて買ったムーンライダーズのアルバムなので、これはやはり足を運ばねば、と思いチケットを確保した次第です。 ご本人達も、まさかこの作品の再現ライブを40年後にやるとは夢にも思わなかったと思いますが、この40年という時に思いを馳せると、何という悠久の時が流れているのか、と感じざるをえません。亡くなられたメンバーもいらっしゃるし、自分の両親も既に亡くなってしまっている。個人個人にとってはあっという間かもしれませんが、周りを取り囲む環境は大きく様変わりしている。そんな…
下北沢のニュー風知空知が10月いっぱいでクローズするにあたって、ずっとここでトーク&ライブシリーズを開催してきたムーンライダーズが、記念のライブを3回行うという。9/16「The SUZUKI Special」(慶一、博文、夏秋)、10/10「古希Special」(良明、博文)、10/15「ありがとう風知空知Special」(全員)。どれも予約激戦と思われる3つのうち、かろうじて真ん中の古希Specialのチケが当たり、行ってきました。 「moonridersの数名による二、三の事柄」古希Special 白井良明と鈴木博文によるコキーズ夜話2024年10月10日(木)開場18:30/開演19:…
文筆家・平川克美さんのお店「隣町珈琲」で開催されている、伊藤銀次さん×平川さんのトークイベントに、鈴木慶一さんがゲストで登場!トークテーマは「風都市」。ついこのあいだ慶一&博文の鈴木兄弟が松本隆さんのラジオにゲストで出演した記憶も新しいところに(そのときも風都市の話は出ていた)、畳みかけるような当時トーク。なんか、そういうタイミングなのか? 私は、隣町珈琲を訪れるのは清水宏さんと松村武さんのイベント以来だった。そのときは演劇ジャンルだったけど今回は音楽ジャンルで、もちろん文学系などの催しも頻繁で、隣町珈琲はまさに“文化の発信地”の趣。近ければもっと訪れるんだけども! 伊藤銀次×平川克美「しゃべ…
この春から始まった松本隆さんのレギュラーラジオ番組『風街ラヂオ』(毎週日曜日23:00~23:30 TBS系)に、なんと2週にわたって(8/4と8/11放送)鈴木慶一さんと鈴木博文さんがゲストで登場し、松本さんとのかかわりなどを話すという。こりゃ大事件!ということで聴いたのだけど、うっわーーー中味濃かったなあ…。ちょっとだけ、個人的に印象に残ったところをメモっとこ。(※番組は随時ポッドキャストでアーカイヴされているので、内容を知るにはこれを聴くのがいちばんよいと思います! 松本隆 風街ラヂオ Podcast ) そもそも、この3人が一度に集まることがかなり久しぶりだった様子(リアルで会ったのは…
こんばんは。キタダハルキです。 昨日は当ブログの更新を忘れていて「しまった!」と思いつつ、ネタはちゃんと溜まっているから書けるぞ…ということへの安心感も感じていたんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。 さて、それでは今日のTSUTAYA DISCAS日記、やっていきたいと思います。 今日のキーワードは…【既存の型を、しっかり分解】。 それではレビューしていきたいと思います。
続編が出来るとまったく予測していなかった。 angrybreakfast.hatenablog.com 1.空夜coo:ya『静焔』 空夜coo:ya - 静焔 ジャケと音楽に圧倒される。惹き込まれる魔力が凄い。トラックナニコレ⁈。ボーカルのこの感じもヤバい。異世界にいきなり飛ばされたような感じ。2005年発売の作品のようだが、年代不詳なサウンド。00年代と言うよりは80~90年代っぽい。アングラなノベルゲームのBGMっぽい雰囲気。鬼塚ちひろの調で初期の椎名林檎をやってみたような不気味さとカッコよさ。音楽の魔力が高すぎて他に何もできない。絶対BGMにはできない。 2.Dream Dolphin…
投稿 648 友だちの披露宴に行った。こじんまりとしていて暖かく、皆が二人の結婚を祝っていて、とてもよい宴だった。それぞれの友人たちはもちろん、宴を盛り上げるために頑張っていたし、親族の方々も、二人を大切に思っている気持ちがにじみ出ていて、とてもよかった。新郎新婦のご両親のまなざしの優しさに感動した。いい式だった。 サックスプレーヤーの友人が亡くなった。心臓まひの突然死。30歳だった。2月に結婚したばかりだったのに......。人間はいつか必ず死ぬ。だが、明日死ぬだろうと思っている人はいない。いつ死ぬかなんて誰にもわからない。死なない保証はどこにもない。「今日一日が人生の全て」「今この瞬間を生…
高野寛著「続く、イエローマジック」を読む。ミュージシャン、高野寛がYMOとの出会いを主軸に自身の音楽家としての歩みを書いた随筆集である。工作好きの少年が江口寿史の漫画「すすめ!パイレーツ」で描かれた「YMO」に興味を持ち、ラジオでその音と出会う。そしてすぐさまレコード店に走り「ソリッドステイトサヴァイヴァー」を手にする。この後の描写がいい。「全力で自転車を漕ぎ、急いでレコードプレイヤーがある部屋に駆け込んだ。ターンテーブルに慎重にレコードを置き、前のめりに針を落とす」。この感じ、まるで中学生の頃の僕と同じだ。年齢で言えば僕は高野さんの6つ下。だからYMOにはちょっと遅くてむしろアフターYMOの…
No.4418(再)【今日も音楽】「エスプレッソで眠れない」 20代前半に好きだった女性は、おれより2歳年上で、梅花女子大学の学生だった。クルマの運転が得意でいつもギャランシグマに乗っていた。 たまに乗せてもらって、色々な所にドライブしていた。彼女のクルマのカーステレオからよく流れていたのが、杏里の「エスプレッソで眠れない」だった。この曲は杏里初期の名曲で、ムーンライダーズの鈴木慶一作曲、コピーライターの糸井重里作詞だ。異国で出逢った少年と少女の小さな恋を描いている。 彼女とのドライブで覚えているのは、この曲を流しながら、国道171号線を京都に向って走ったことだ。曲はよく覚えているのに、京都の…
12月14日(土)19時より TOKYO854『人生の天気図』、ロックヴォーカリスト宙也さんをお迎えします。ALLERGY、CHU-YA&De-Lux、De-LAX、LOOPUSなど数多くのバンドでご活躍し、現在も精力的に活動を展開されている、宙也さんをお迎えします。技術部長と親交があり、今回ご出演いただくことになりました。私の中で印象的なのは、ムーンライダーズ『何だ?この、ユーウツは!!』のゲストヴォーカルをお務めになったことです。 どうぞお楽しみに! TOKYO854 くるめラ 85.4MHz ※インターネットでも放送中 『人生の天気図』 柳瀬ゴロ― M.西尾正則 毎週土曜日19:00-1…
フライダーズの主催シリーズ「Time Between」も回を数えてvol.7。今回はなりすレコード平澤さんの庭、蒲田のオッタンタで。フライダーズと壊れかけのテープレコーダーズと鈴木博文さん、という3組がいかにも蒲田らしくて、告知を聞いた瞬間絶対いいライブになるだろうなという予感があった。私は5月以来2度目のオッタンタ。蒲田駅東口に降り独特の空気を感じながら会場へ。 FRYDERS Presents「Time Between Vol.7」 12/8(日)蒲田スタジオ・オッタンタ 開場14:30 / 開演15:00 出演Fryders 壊れかけのテープレコーダーズ 鈴木博文(ムーンライダーズ ) …
仕事忙しくて疲れた。朝ローソンでpovoのチャージしようとしたら使えなくて位置情報違うって出てくるので諦めて出勤したが、昼頃になってネット見たら障害だったことが判明。帰りにはできるようになってた。でも昼休憩で使いたかったので残念だ。まあ無料だから文句もいえない。ローソンで新製品のスイーツがおいしそうでいろいろ食べたい。無料サービスの代わりにそうやって宣伝になってるもんだ。明日は早番だから帰りに買おうかな。昼休憩でもいい。今日はラストまでの当番だったから最後までいたけど、正規スタッフさんはもっと残業してそうで、後処理とか前処理とかがいっぱいある。日中の客対応でもいっぱいいっぱいなのに。 アークナ…
7:00-10:00 WONDERS! (平野聡) 安部勇磨 / あらよっと グソクムズ / 冬のささやき Yasmine Hamdan / Beirut Des'ree / You Gotta Be Julie Kuhl / Clouds Of Grief ヨルシカ / 太陽 trf / 寒い夜だから… The Beatles / All You Need Is Love 一十三十一 / DIVE Armando Young / Loved Ones (Saudades) Homecomings / slowboat Haircut One Hundred / Favourite Shirt…
太陽・神様・少年/野田幹子 ほか 来たる11月30日は「カメラの日」であることに因んで、今回のトピック記事はカメラやフィルムのCMソングとして印象深かった歌謡曲をセレクトした。 自分がカメラを使うようになったのは、「写ルンです」のような使い捨てカメラが最初で、大学生になってからのことである。 それまではカメラを使うことはなかったので、自分が映った写真はすべて親が撮った写真であり、中学入学の時に記念撮影した以降はまったく写真を撮っていないので、中学・高校時代の写真は卒業アルバム以外には一枚もないというのが悔やまれるところだ。 今や誰でも簡単に撮りたいだけ写真が撮れるようになって、当時のカメラやフ…
よげん 谷川俊太郎 きはきられるだろう くさはかられるだろう むしはおわれ けものはほふられ うみはうめたてられ まちはあてどなくひろがり こどもらはてなずけられるだろう そらはけがされるだろう つちはけずられるだろう やまはくずれ かわはかくされ みちはからみあい ひはいよいよもえさかり とりははねをむしられるだろう そしてなおひとはいきるだろう かたりつづけることばにまどわされ いろあざやかなまぼろしにめをくらまされ たがいにくちまねをしながら あいをささやくだろう はだかのからだで はだかのこころをかくしながら詩集「夜のミッキー・マウス」より
ピエール・バルーとサラヴァの時代 作者:松山晋也 青土社 Amazon 『ピエール・バルーとサラヴァの時代 』松山晋也著を読む。 きみは、ピエール・バルーを知らない。クロード・ルルーシュ監督の『男と女』で、ギターを弾きながら『サンバ・サラヴァ』を歌っていた男だ。いろんな映画があるけれど、『男と女』がいちばん好きな映画。 『サンバ・サラヴァ』の原曲は、『サンバ・ダ・ベンサフォン』(祝福のサンバ)。この曲にピエール・バルーが、フランス語の詩をつけた。(なんてエラそうに言ってるけど『The BOSSA NOVA』のライナーノートからのパクリ) 彼は、インディーズ・レーベル、サラヴァを立ち上げ、ブリジ…
ムーンライダーズの「アケガラス」の歌詞である。 「回る地球と ぼくは自由♪」 きらきら輝く晩秋の陽射しに静かな家々の瓦屋根を眺めていたら、幼い時の屋根の上でお昼寝の夢を思い出した。 無限の豊饒を孕んだ空間と自由と解放が、時間が、空と屋根と自分だけの世界に満ちていると思った。 もちろん雄々しい女児であった私はそれを実現させようとして実現させたわけだが。だって考えただけでわくわくしたのだ。どうしてだかわからない。それからまた、誰かがそうしている風景があったらまたどんなに素敵だろう、と思ったんだ。どうしてだろう。 (考えたんだけど、それは何だか図書館やカフェの心象風景に似ているのではないかしらん。す…
moonridersファン仲間としてもおなじみの切り絵作家の海野まり子さんが、ご自分の作品とコラボの音楽会を企画。なんとお相手は、あのこまっちゃクレズマ!まり子さんが以前から作品のモチーフにたびたび取り上げている憧れの音楽家と、実際にコラボなんて本当にまり子さんすごい!秋の一日、会場の早稲田RiNenへ。場内は大変な盛況でまり子さんのお人柄もあらためて感じる…。 『こまっちゃクレズマと切り絵の音楽会』LiveSpace 早稲田 RiNen2024年11月10日(日)開場17:30 開演18:00 <出演者>こまっちゃクレズマ-1+1こまっちゃクレズマ/梅津和時(sax,cl,vo) 多田葉子(…