トールが手を離れていくことに寂しさを感じる小林さんの話。 テーマとなるのは何者でもない自分の肯定。 年齢・役割・立場が求めて来る相応の振る舞いというものを投げ捨てろ。 A-partの夏祭りで小林さんがトールにデレて綺麗に終わるかと思いきや…… B-partでは作中の季節感全無視のお花見大会が突如開催され強引に終わる。 個人的には作中を通してイルルの出オチ感がすごいと思った。 序盤で派手に登場したのに後は殆ど主役となれず。もっとイルタケ見たかったよ。 トールが人間界に馴染んでいくことに、そこはかとない寂しさを感じる小林 社会から要請される在り方ではない何者でもない自分の肯定 社会には既成の価値観…
トール過去回。幼少期から始まりどのような経緯で小林さんと出会ったかが語られる。 混沌勢の長である終焉帝の娘であったトールは親の方針で見聞を広めるために旅立つ。 そこで様々な人類やドラゴン達と触れ合うことで自己を形成していくのだが…… 思春期に陥りがちな過激な思想へと至ったトールはたった1人で神への反逆を行うことになる。 多種多様な考え方に触れ感情や思考を持て余したため特攻したかっただけなのかもしれない。 案の定、勝てるわけも無く深手を負ったトールだが、それを救ったのが小林さん。 メイドとは受け入れてくれる存在がいるという証であり自分が帰れる居場所の象徴であった。 メイド論 トールにとってメイド…
夏休みが終わってから夏休み回とはこれ如何に。もう9月ね。 今回はカンナの夏休みに焦点を当てた2本立てのお話。 A-partは小林さんと喧嘩したカンナが家出してNYライフを楽しむ。 B-partは夏休みの午後の散歩がメインで夏の風物詩を満喫する。 両者とも自分が帰ることができる居場所がテーマに据えられている。 四季の変化を感じられること。所属と帰属があること。 帰れる家があるからこそ家出が出来る 今回はカンナ回。A-partでは家出したカンナがドラゴン形態となりNYへ突入。そこで同じく親と喧嘩して家出して来た富裕階層のブロンド少女と仲良くなります。彼女は家出した所を身代金目当てのチンピラに襲われ…
1本目、突如左派系労働運動が始まりちょっと見るのやめてしまった(その後ちゃんと全部見た)。 2本目はエルマが子どもたちの引率に行く話。イマジナリートールに苦しめられる。 3本目はいよいとエルマとトールの和解。バトルをしながら仲直りできて良かったね。 エルマ祭りということでエルマ好きの人にとっては面白かったのではないでしょうか? キャラ造形的に有能だけれどもどこか抜けている「ぽんこつかわいい」属性がウリ。 あとはツンデレか。トールの事が大好きなのに素直に好きと言えず張り合ってしまうとことか。 トールに妄執していたエルマだけど結果的に人間関係広がってハッピーエンド 生真面目で有能だがぽんこつかわい…
泣きゲー回。3つの心温まるエピソードで構成される(父の日・風邪の看病・喪われた人形)。 父の日ではショタが担当。タリスマンを贈るために奮闘するショタの姿が描かれる。 看病回では小林さんが病気に罹り、滅んだ種族を多く見てきたトールは回復の為に獅子奮迅。 人形回ではイルルが忘れ物の人形を届けようとするが過去のトラウマと向き合うことになる。 いずれも自分の力だけでは解決できず第三者の助言に耳を傾ける要素があり泣きゲーポイント高い。 心温まるホッコリエピソード集 父の日 ショタ回。魔術師見習いのショタは父の日のプレゼントにタリスマンの護符を贈ることを決意。手伝いを申し出るルコアに対し、自分一人でやらね…
同人誌即売会・睡眠・お化け探しの3本。ギャグとしんみりの緩急が激しい。 話的に泣けるのは2本目の睡眠に対する解釈の話。小林が語る種族の同調圧力説が見どころ。 売れない同人誌の話は、自分で本出せるだけでもすごいよといつも思う。 そしていつもの才川。ハイテンション百合ばかり見てる気がする。パターン入った的な。 常識とかいうふんわりとしたもの 同人誌即売会 ファフとルコア回。宝に目が無いファフでしたが同居人の男性に唆されて自ら宝を作り出す創作に目覚めます。具体的には同人誌。前回は文字だけの本だったので売れ残ったことを指摘されたファフは、エロ同人にチャレンジすることになります。即売会で一番売れてるのは…
トール以外のドラゴンずの日常回。ルコア、ファフニール、カンナの日常が描かれる。 ルコアと翔太は某型月作品の征服王との関係を想起させるような関係。 ファフニールは隷属させるあだ名呼びを滝谷に許していることが描かれる。 カンナは相変わらず才川が百合百合しい感情を見せる散歩回であった。 トール以外のドラゴンの人間界での過ごし方 あだ名呼びをめぐる話と百合要員才川 まず翔太とルコアの関係性。自分よりもはるかに偉大なルコアを使い魔とした翔太のコンプレックスが描かれます。その様子はまさにウェイバーと征服王を想起させるものです。未熟であることを自覚する翔太は、ルコアに対してなんとか主導権を握ろうと知恵を巡ら…
トールとエルマの過去話及びイルルのバイト探し回。 調和勢と混沌勢として殺し合うエルマとトールだが過去はそうではなかった。 種族よりも個を尊ぶエルマの精神性に共感し二人で行動していた時もあったのだ。 だがしかし人間に介入しすぎたせいでエルマはついに宗教の信仰対象となってしまう。 結局、エルマも個を超えてしまいそこがトールの許容範囲を越え殺し合いとなった。 一方、イルルサイドはバイト探し回。ニート生活に終止符を打ち駄菓子屋店員となる。 ついでにサクッと駄菓子屋の孫とフラグを形成しイルタケ√まっしぐらとなるのであった。 トールとエルマの過去話 種族よりも個で動くことが共感ポイントであった 人間は愚か…