世界を包む美味いものと冷えた液体、旅人気分で乗っかっていく(イメージ) 始まりは、スマートフォンをスクロールする指がふと止まった、ある日の小さなニュース記事だった。近年、日本の街角でもすっかり市民権を得たベトナムのサンドイッチ「バインミー」の特集。 「バインミーって、そもそも何がそんなに面白いんだ?」 その糸口を引いた瞬間、これまで世界各地の路地裏で出会ってきた料理や酒の記憶が、ドミノ倒しのように連鎖を始めた。ベトナムから沖縄へ、カリブ海のジャマイカへ、タイへ、メキシコへ、そして東京の鉄板へ。 一見バラバラな世界中のストリートフードたちの歴史を剥ぎ取り、その構造を覗き込むと、驚くほど共通した…