今日は日記ではなく、先日行った場所について書きたい。縁あって函南町の「パサディナハイツ」を見学できたのだ。 あの「メタボリズム」の提唱・推進者であった建築家、菊竹清訓の作った集合住宅。日本経済が元気いっぱいだった時代に、これからの生活空間として気合を入れて挑戦した建物。いささか理論先行かつ理想主義が過ぎたのか、今では珍建築として語られることもある*1。ともあれ、昭和の名建築として、一度見たら忘れられない集合住宅だ。なお、解説はこのブログが詳しい。 場所は函南の山里、かつての新興住宅地であるパサディナ三島にある。静岡県内では珍しくない、山の斜面を削って作った、昭和の新興住宅地である。おそらくはそ…