1960-?
浅田孝、川添登、菊竹清訓、黒川紀章、栄久庵憲司、粟津潔、槇文彦、大高正人などが参加した日本の建築思潮運動。
メタボリズムとは来たるべき社会の姿を、具体的に提案するグループである。
われわれは、人間社会を、原子から大星雲にいたる宇宙の生成発展する一過程と考えているが、とくにメタボリズム(新陳代謝)という生物学上の用語を用いるのは、デザインや技術を、人間の生命力の外延と考えるからに他ならない。したがってわれわれは、歴史の新陳代謝を、自然的に受け入れるのではなく、積極的に促進させようとするものである。
今回は、建築家による都市の提案でまとめられたが、今後は、各分野のデザイナーや美術家、技術者、科学者、また政治家など、各分野からの参加が予定され、すでにその一部は準備を始めている。われわれのグループそのものも、たえまない新陳代謝を続けていくであろう。『METABOLISM/1960』
■参照リンク
・Art Words -現代美術キーワード