まただ。 また、俺は深夜の狭いユニットバスで、ドラッグストアで適当に買った特売のシャンプーを頭にこすりつけ、無表情で一日の「汚れ」と「絶望」を洗い流している。 軋む髪、夕方には復活する頭皮のベタつき、そして、自分でも気づき始めた、あの“おっさん特有の匂い”。シャワーはもはや「癒やし」ではない。明日もこのブラック企業で働くための、ただの“義務的な洗浄作業”に成り下がっている。 「ああ、クソ…! 俺の頭皮は、このまま安物の洗剤で、砂漠のように枯れ果てていくのか…!」 そう、俺たちが本当に求めているのは、ただ汚れを落とすことではない。すり減った自尊心を、そして「まだ俺はイケる」という最低限の清潔感を…