タケはよく見かけるけど、タケが花を咲かせるところを見たことがある人は少ないのではないでしょうか。それは、日本のマダケやハチクは120年ごと、モウソウチクは67年ごとにしか花を咲かせないからです。タケはイネ科の植物で、イネの穂のような花を咲かせます。 タケは通常は地下茎を伸ばし、タケノコで増えていきます。したがって、竹林のタケ全体は地下茎でつながっています。タケノコが肉厚で柔らかく、好んで食べられているモウソウチクは、竹林全体のタケが一度に花を咲かせます。なぜ一度に花を咲かせるのでしょうか。 一度に花を咲かせると、たくさんの種が一度に実ります。タケの種を食べるのはネズミですが、量が多いと食べきれ…