芸術家
クロード・モネ(1840年−1926年)
疑いなく印象派を代表する最も偉大な画家である(印象派の名前は彼の作品「印象・日の出」に由来する)。
ブーダンの感化を受けて画家を志し、パリを出てアカデミー・スイスやグレールの教室に学んでいる時、ピサロ、シスレー、ルノワール、バジールらと知り合って印象派のグループを作った。
1880年代後半からモネはジヴェルニーに屋敷をもうけ、ポプラ並木や積み藁、睡蓮などのモチーフを連作という形式で描いて、刻々と変わる光の効果を追求したが、この感覚主義の極致というべき作品群はきわめて主観的、抽象的な性格を強めていった。