小学生高学年から中学生にかけて,ラジオ作りのために大阪日本橋の電気街によく出かけた。さまざまな部品店を巡る途中にある雑貨店にも立ち寄って,いろいろな変わったモノを見つけるのが好きだった。 大人になって東京に出てからは,当時はまだ電気街だった秋葉原に頻繁に出かけた。ここでも,お目当ての電気部品以外に,やはり雑貨店に入って物色した。秋葉原以外にも,新橋や蒲田といった辺りには,駅前に雑貨店があった。多くは,倒産した会社の製品を買い叩いて売りさばくいわゆる「バッタ屋」だったと思われる。 同じように,電化製品を安く売りさばく店がニューヨークにもあった。筆者が1年を過ごしたのはもう40年近く前だが,固定電…