TARという作品を映画館へ観に行った。芸術的天才でもあり成功もして権威を持つひとは狂気の沙汰である。その自分の持つ狂気をコントロールできなければ奈落へ落ちてしまうのだということをケイト・ブランシェットがその狂気を演じた。狂気とは悪意でもあり,人を陥れる力でもある。権威のある人が無意識に加害者になるパターンで現代社会ではSNSなどで告発されるようになった。 小学生の頃、あの先生○○ちゃんを贔屓しているよね、なんてよくあった。上下関係のある間柄での発言は決して公平ではない。意識的に公平であろうと、フラットな関係であろうとする先生は稀だ。たぶん教育者になるために、公平さを学ぶような機会はないのではな…