【コメ概算金】適正価格検討すべきだ(2024年9月19日『福島民報』-「論説」) JA全農福島は、2024(令和6)年産米を生産者から販売受託する際の仮払金の目安となる概算金を前年より3割程度増額する。3年連続の上昇となるが、生産者からは高止まりするコストを賄えても、利益を得る水準には達していないとの声が上がる。持続可能な稲作の実現に向けて、引き続き、米価の適正化を進める必要がある。 県内主要銘柄の概算金は、前年比で1俵(60キロ)当たり4000~4300円引き上げられた。最高値の会津産コシヒカリは前年の1万2800円に4000円上乗せされ、16800円となった。コメの品薄感が続き、新米への需…