古本屋さんに行くと、晶文社の本を買うことが多い。個性的というか、エッジがきいているというか、文庫化されていない本が多くて希少性が高いというか。家の近くの古本屋で、フランク・コンロイ「彷徨」を購入。作家のことはよく分からないのだが、「ノーマン・メイラーが脱帽し/ウィリアム・スタイロンが絶賛した」という帯に惹かれた。これがなんと110円(勝手に値をつけろと言われたら、200円以上は払ったはず)。しかし開いてみると、二段組みなので少しひるんでしまった。晶文社、青春小説なら、棚に「ジャズ・カントリー」があったはずとこちらに乗り換えた。前置きが長くて、ごめんなさい。 主人公の筋のみを書いてしまうと、ジャ…