マウントを取りに来る相手に反撃、スカッと・・・と言うような話題がネットによく上がっています。人は誰でも、人の上に人を作られると嫌な思いをするようです。 自分が中心になって全てを回していると思っている太閤秀吉。威厳を示し、贅美を尽くし、人々の上に君臨したい気持ちは、誰にも増してうずうずとしていた事でしょう。その彼が利休にマウントを取られる、と言う事は、余程の師弟関係がしっかりしていないと無理があります。 師弟関係、と言うか、師の考えに全幅の信頼を置いてそれに全面的に従う気持ちが無いと、と言う意味です。それがないといずれは破綻(はたん)してしまいます。 秀吉は、かつての主君・信長公が行って来た茶湯…