シアター・コクーンで上演中の『夜への長い旅路』。 ユージン・オニールの作品、大竹しのぶさんが主演ということで、観たくて観たくて、頑張ってチケットをとり、行ってきた。 www.bunkamura.co.jp ※以下、ネタバレあり まずは、本当に、暗い舞台だ。 灯りも音も暗く、悲惨さが際立った演出。 セリフも長く、苦しく、途中、逃げ出したくなる衝動をおぼえるほどだった。 しかし、良かった。 本当に、観て良かったと思える舞台だった。 あらすじはシンプルだ。 薬物中毒の母、金の亡者の父、放蕩を繰り返す兄、結核を患った弟。 この4人の家族が、朝からずっとリビングで、噛み合わない会話を続ける。 そして、夜…